行政 : 中央労金がNPOに新支援策
中央労働金庫は、4月1日よりNPOに対して新たな支援策として、社会貢献定期預金「ろうきんNPOサポーターズ」を発売した。この定期預金満期利息の30%と、中央労働金庫の社会貢献基金と合わせた資金でNPOに助成するもの。
中央労働金庫(東京都千代田区・岡部晃三理事長)は、4月1日より新商品の定期預金(社会貢献預金)「ろうきんNPOサポーターズ」を発売した。
これは、同金庫のNPO支援策で、昨年のNPO法人向け融資制度に続く新たな支援策。
この仕組みは、定期預金(「ろうきんNPOサポーターズ」)の満期利息(税引後)の30%を助成の財源とし、それに中央労金が新たに創設した「中央ろうきん社会貢献基金」(毎年経常利益の1%程度を基金に拠出)と合わせて、毎年1,000万円程度を目標にNPOに助成しようとするもの。
中央労金の担当者は、「初年度の定期預金目標額を約30億円としているが、金利のうち税引後助成の財源として残る分は約20万円にしかならない。そこで今年度は『中央ろうきん社会貢献基金』から約800万円を拠出する」とのこと。
なお2002年度の中央ろうきん社会貢献プログラムは、次のものがある。
- ボランティア情報(勤労者やシニア向けに、気楽に参加できるボランティア情報)の提供
- セミナー開催(ボランティア、消費者向けまど、各種セミナー開催)
- 助成制度(市民活動の支援・育成をめざして助成活動を行う)
- 社会貢献定期預金「ろうきんNPOサポーターズ」(1年ものの定期預金の税引後の満期利息の30%ををNPOに助成)
- 自動寄附システム(ろうきん普通預金口座からNPOに一定額を寄附する制度)
- NPO事業サポートローン(NPO法人を対象とした事業融資制度)
- シンポジウム開催(ろうきん・労組・生協・NPOなどと共同によるシンポジウム開催)