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2001年12月05日 10:00

行政 : 政府来年度予算方針「まちづくりNPO支援」

 政府は4日、来年度予算編成の基本方針を決定した。この重点7分野の推進という項目において「地域社会において社会事業を担うNPOへの支援を強化する」とした方針を打ち出した。

 

 4日、政府は臨時閣議を開き、2002年度予算編成の基本方針を決定した。

 この中の、「歳出の見直しと構造改革の推進」という項目で、「歳出全体を厳しく見直し大胆な質的改善を図ることとする。」とした上で、7つの分野で「政策効果が顕著なものについて重点的に推進するとともに、社会資本整備、社会保障制度、地方財政についても諸々の見直しを行う。」と、来年度の予算編成の指針を定めた。

 この7分野は、以下の分野である。

  1. 循環型経済社会の構築など環境問題への対応
  2. 少子・高齢化への対応
  3. 地方の個性ある活性化、まちづくり
  4. 都市の再生
  5. 科学技術の振興
  6. 人材育成、教育、文化
  7. 世界最先端のIT国家の実現

 このうち、「3 地方の個性ある活性化、まちづくり」の項において、「地域社会において社会事業を担うNPOへの支援を強化する」という方針を打ち出したものだ。

 この方針の決定を受けて、財務省は来年度予算案の作成に向けた最終調整に入るとされている。

 新聞などの報道によると、来年度予算案は、12月24日に閣議決定される予定だという。

 予算編成の基本方針の全文は、首相官邸のホームページで見ることができる。

 なお、「3 地方の個性ある活性化、まちづくり」の項の全文は以下の通り。

3 地方の個性ある活性化、まちづくり
 「国土の均衡ある発展」の本来の考え方を活かすため、「個性ある地域の発展」、「知恵と工夫の
競争による活性化」を重視する方向へ施策の重点化を進める。
 個性ある地方の自立した発展と活性化を促進するため、「市町村合併支援プラン」の各種事業を実
施し、すみやかな市町村の再編を促進する。
 また、地域社会において社会事業を担うNPOへの支援を強化する。また、意欲と能力のある経営
体に施策を集中すること等により、農林水産業の構造改革を推進するとともに、都市と農山漁村の共
生と交流の推進や中心市街地の活性化等を通じて個性あるまちづくりを進める。
 さらに、住民の安全と治安を確保することにより、安心して暮らせる社会を構築する。 

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