行政 : NECなどがボランティア推進の新機関
8月20日、NECや明治生命など28の企業・団体・NPO集り、「企業人のためのボランティア・アクションプロジェクト」を立ち上げた。
企業がNPOや市民と一緒に、ボランティアなど市民活動の場を作ることが主な目的。
このプロジェクトは、「シンポジウムやボランティア・ウィークイベントなどを通して、勤労者のボランティア活動参加の促進や、企業による新たな社会貢献活動のあり方を創造を推進していく」ものとされている。
従来、企業の社会貢献は、資金的支援が中心であったが、最近では企業の本業を活かした技術提供や、社員によるボランティア活動など人的支援が主流になりつつある。
さらには、企業とNPOのコラボレ-ションで、地域に根差した質の高い活動も行われている。
このことをふまえて、このプロジェクトでは、個々の企業の枠を超えた情報の交換をし、ボランティアを求めるNPOと企業との橋渡しを行うというもの。
なお、企業人のためのボランティア・アクションプロジェクトはの運営は、6月に設立された「企業のためのボランティア・アクション実行委員会」が行う。
委員会には、NEC、明治生命、安田火災海上、松下電器などの企業と勤労者ボランティアセンターなど、28の企業・団体・NPOが参加している。
委員長は守永英輔(淑徳大学教授/じゃおクラブ代表)。
7月には、キックオフ・シンポジウムを開催した。
今後は、
- 9月に「21世紀の社会人」の出版。
- 12の分野(NPO法の12分野とは違う)で、社会貢献を始めたい企業とその分野で活動しているNPOを募集し、企業とNPOのコラボレ-ションによるマッチングプロジェクト。
- 11月には「21世紀の勤労感謝」とし、企業人によるボランテ活動の参加を促すボランティア・ウィ-ク。
- 12月には1年間の活動「まとめのシンポジウム」を開催する。
など、事業を展開していく予定だ。
なお、詳細は公式ホ-ムペ-ジ(http://www.do-vo.net/)を参照。