行政 : 太田市が図書館業務をNPOに委託
群馬県太田市では、平成13年4月1日より図書館業務の一部をNPOに委託した。委託料は年3000万円である。(一部緊急地域雇用特別交付金を含む)
事業の目的は、学習文化課業務の一部を太田市図書館サポ-タ-ズ(当面は任意団体)へ民間委託し、市とサポ-タ-ズ団体とが対等なパ-トナ-シップに基づいた協働関係をつくることにあるとしている。さらに市民がサポ-タ-として直接運営に参画することにより、誰でも気軽に利用できる親しみやすい図書館づくりを目指すと共に、より良質なサ-ビスを提供して、経費の節減を併せて図るものである。
サポ-タ-は公募により募集した。応募したのは750名で、その内52名を採用しそれぞれの専門分野別に配置されることになる。いずれの部門でも市職員12名の補助業務を行うとしている。図書館部門には専門職(司書・司書補、学芸員及び社会教育主事資格者)を配置、移動図書館並びに団体配本及び新刊図書の宅配サ-ビス業務には、大型自動車免許所持者を、管理普及事務には、庶務に精通している者をそれぞれにあてている。
さらに業務委託内容としては、(1) 図書館窓口カウンタ-・返本、督促、リクエスト処理・児童、障害者等への児童、障害者等への館内サ-ビス・図書等の受け入れ収集整理及び図書修繕等、(2) 移動図書館車及び団体配本運転業務及び館内外整理等、(3) 課全体庶務、使用料、施設管理、統計事務、自主・協賛事業及び団体育成事務となっている。
なお、太田市図書館サポ-タ-ズは来年度にNPO法人になる予定とされている。