行政 : 杉並区がNPOへの支援事業を開始
杉並区は、本日新たにNPO・住民参加型団体の支援事業を開始すると発表した。
支援の柱は、高齢者・障害者・児童やその家族を対象とする事業を助成する
「地域福祉活動立ち上げ支援事業」と、介護保険サービスを提供するNPO等に無
利子で貸しつけを行う「NPO等介護保険事業者資金貸付事業」の二本から構成さ
れている。
杉並区が発表したプレスリリースは以下の通り。
12・6・6
少子高齢社会に向け、NPO・住民参加型団体への支援事業を開始します
区では、少子高齢社会に対応し、区民と行政の「協働」を進めるため、高齢
者や障害者、児童に関する事業を行ったり、介護保険事業に算入するNPO等に対
して支援事業を始めることになりました。
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来るべき21世紀、少子高齢社会がさらに進行するなかで地域福祉の充実を図
るためには、公的活動や営利活動ばかりでなく、民間非営利組織（NPO)などに
よる住民参加型の活動が一層重要になります。
そこで区ではこの度、NPO等への支援を行い、区民と行政の「協働」を推進す
るため、次のような事業を開始することになりました。
「地域福祉活動立ち上げ支援事業」は、高齢者、障害者、児童などやその家
族を対象とする事業を助成することを目的としています。NPOや地域福祉の振興
に寄与する事業の立ち上げを計画している住民参加型の民間団体等を対象に、
初年度は事業開始に必要な経費（上限500万円）、２年度/３年度は事業継続に
必要な経費（上限350万円）を助成します。配食・会食サービスなどの日常生活
を支援する事業やガイドヘルパー派遣などの社会生活を支援する事業などが助
成の対象になります。
また、これとは別に、NPO等の介護保険事業への参入を促進し、また地域の実
情に即したサービスを提供する事業者を育成することを目的とした「NPO等介護
保険事業者資金貸付事業」も行われることになりました。こちらは、事業設立
資金（上限300万円）と運転資金（上限700万円）を、介護保険事業の継続を条
件に無利子で貸し付けます。
また、この貸付事業では、区が事業委託している社会福祉法人等に対して、
その介護保険事業者への円滑な転換を図るため、事業転換資金（1000万円を上
限）の貸し付けも行われます。
「NPO等介護保険事業者資金貸付事業」で借りた資金の返済は12年以内とし、
２年据置、３年目から10か年間、３か月賦の均等償還となっています。
「地域福祉活動立ち上げ支援事業」は７月から、「NPO等介護保険事業者資金
貸付事業」は８月からの事業開始を予定し、それぞれ６月の補正予算において
2100万円、6000万円の予算を計上しています。
問い合わせ先：企画部広報課 3312-6855
厚生部福祉課 3312-2111
（「地域福祉活動立ち上げ支援事業」）
高齢者福祉部計画推進課 3312-2111
（「NPO等介護保険事業者資金貸付事業」）
