行政 : NPOと協働で「大阪楽座」
大阪府は、今年度、NPOが府内の近代建築物を活用して行う文化イベントを「大阪楽座」と名づけて、その費用に対する助成をおこなう大阪楽座事業を実施する。歴史的建造物を活用することによって、保存の機運を高め、また、文化活動の場を提供することで、まちの賑わいづくりの促進を図ることを目的としている。
今年度より大阪府が実施する大阪楽座事業は、「人が集い、文化が花開く大阪」の実現を目標として策定された、大阪府文化振興アクションプランの一環。
大阪府は、6月中には、文化活動に取り組むNPOを対象にして、府内に残る明治から昭和初期にかけて建てられた建築物や、淀屋橋や御堂筋などの、道路、橋といった施設を使って行う文化イベント事業の募集を開始したいとしている。対象となるNPOについては、法人格の有無は問わないが、府内に活動拠点をおくことが条件。
選定されたイベントに対しては、費用から入場料などの収入を差し引いた額の半額以内を助成する。一件あたりの事業費を50万円から100万円として、全体で10件程度を採択する。8月には採択イベントを決定。
今秋からは、歴史的建造物を会場とした音楽会、演劇、寄席など「大阪楽座」が開催される予定。
大阪府は、歴史的建造物をイベント会場として活用することで、その保存に対する府民の意識を高め、加えて、NPOに文化活動の場を提供することで、まちの賑わいづくりの促進を図りたいとしている。
問合せ先は以下のとおり。
大阪府文化課(電話)06-6941-0351(内線4890)