行政 : 群馬県、母子家庭の自立支援
群馬県は、5月1日に、「母子家庭等就業・自立センター」を開設した。事業開始は7月から。ハローワークなどの関連機関や、地元のNPOと連携して、母子家庭の母親等の自立を支援していく。
群馬県は、「母子家庭等就業・自立センター」の運営を、財団法人群馬県母子寡婦福祉協議会に委託して、7月からの本格的な事業開始に向けて準備をすすめている。
このセンターの対象となるのは、県内在住の母子家庭の母、及び寡婦。
就業相談、職業能力向上を目的とした講習会の開催、求職情報の提供、子育てとの両立に関する助言など、多様なサービスを提供していく。同時に、保健福祉事務所などに配置されている母子自立支援員などの資質向上を目的とした研修会を実施して、支援体制の強化を図る。
群馬県青少年こども課によれば、母子家庭の母等の自立のためには、就業機会の確保は極めて重要。
しかし、長引く経済の低迷に加えて、就業経験の不足、子育てとの両立の問題、さらには雇用する側の理解不足など、母子家庭の母等を取り巻く雇用環境は厳しい状況にある。就業に関しては、ハローワークとの連携による求人情報の提供に加えて、地元企業に対する説明会、訪問を実施して、積極的に雇用への協力を求めていく。
また、母親の自立に際しては、子育て、老人介護など、生活全般にわたる様々な支援が必要なので、地元のNPOなどとも連携して取り組んでいきたいとしている。とりわけ、母親たちが安心して就職に備えた講座などを受講するために、託児などで子育て支援NPOの協力を求めたいとのこと。
詳細は、群馬県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.gunma.jp/hpm/kodomo/00058.html