行政 : 足立区、環境保全基金創設
1月30日、東京都足立区(鈴木恒年区長)は、来年度より環境保全活動を支援するための「足立区環境基金」を創設すると発表した。この夏以降、環境保全活動を行う個人や団体に最高1千万円の補助を行うとしている。
1月30日、足立区は平成16年度の予算を発表し、その中で、環境保全活動を支援するための「足立区環境基金」を創設すると発表した。
この基金の目的は、区民、区内の非営利団体や事業者がおこなう省エネ活動、環境教育活動などの環境問題に対する取り組みを支援すること。
この夏以降、助成を必要とする事業を公募して、審査の上、必要経費の半分、最高1000万円を助成する。
助成の対象としては、区内の住民個人、非営利団体(任意団体を含む)、事業者(会社等)。
区環境課の担当者は、
「環境保全を目的とした基金は都内23区では初めての試みだ。
地球温暖化防止への取り組み、新エネルギー導入といった実践的な事業や、環境教育事業、環境調査などを対象に想定している。できれば、区民の環境に対する意識が高まるような先駆的な事業を支援していきたい。
初年度は5000万円の基金だが、区内の事業者や、基金を活用して成果をあげた事業者、団体から寄付を募り、五年後には1億円規模の基金に育てていきたい」
と語っている。