行政 : 通学路に「犬のおまわりさん」
4月1日から、犬と散歩しながら街をパトロールすることで、登下校時の子ども達に対する犯罪の抑止につなげようという取組みが開始された。「犬のおまわりさん」と名づけられたこの運動の呼びかけをしたのはNPO法人日本社会福祉愛犬協会(風間昶会長)。すでに全国で5000匹の「犬のおまわりさん」が誕生している。
NPO法人日本社会福祉愛犬協会は、「人と動物がよりよい関係で共生できる社会を創る」ことを目的にしている団体。「犬を通じた社会貢献」をテーマに掲げて地域社会に密着したボランティア活動を推進している。
近年、通学途中の子どもが犯罪に巻き込まれる事件が頻発していることから、日本社会福祉愛犬協会は、全国の愛犬家によびかけて、「犬のおまわりさん」運動を開始した。
この運動は、犬の散歩時に愛犬に「犬のおまわりさん」と書かれたバンダナを着用させ、学童の通学路をパトロールしてもらうというもの。
今年2月から呼びかけを始め、4月1日から約5000匹の「犬のおまわりさん」がパトロールをしている。
散歩時に通学路をパトロールして回るだけでなく、子どもたちが興味を抱く犬を通じて、集団登校時に出会う子どもたちに積極的に声をかけて、地域のコミュニケーションをはかって犯罪抑止につなげていく。
「犬のおまわりさん」の詳細については、下記の日本社会福祉愛犬協会のサイトを参照のこと。
http://www.kcj.gr.jp/