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　大学生が中心となって活動する環境NPO「自転車きゃらばん（略称：ちゃりきゃら） 」（代表：大阪府立大学４年　葛西良太）は、8月1日から28日にかけて「自転車きゃらばん’04」を行う。「自転車きゃらばん（略称：ちゃりきゃら） 」とは、「夏休みの約1ヶ月間、若者が自転車に乗って全国各地を走り回りながら、行く先々で環境問題をテーマにアピール活動を行うキャンペーン」のこと。事務局では、7月14日まで、走行者を募集している。

　第１回の「ちゃりきゃら」は、 1997年夏に実施された。同年12月に京都で行われた国連地球温暖化防止会議（COP３）へ向けて、地球温暖化の対策として自転車の利用促進、エコライフの提案を自転車で全国を走りながら呼びかけようと考えて行われた。

　以来、「ちゃりきゃら」は2000年を除いて毎年夏に環境啓発を目的として実施され、今年で８回目。大学生を中心としたキャラバン隊を募集し、日本各地を約１ヶ月間走行しながら、行く先々で啓発活動を行ってきている。啓発の手法は主として、オリジナルグッズやビラを配布しながらの街頭のアピール活動が中心だが、スーパーマーケットの店頭や店内でのアピール活動や、他団体と協力してのイベントも行う。

　「ちゃりきゃら」を実施してきたのは大学生による実行委員会。今年2月には、実行委員会の基盤として、任意団体「自転車きゃらばん」の事務局を発足させ、本格的な環境NPOとしての活動をスタートさせている。

　今年の「ちゃりきゃら」は、イオン株式会社とエコ・リーグ（全国青年環境連盟）の協力を得て、8月1日から8月28日にかけて、実施される予定だ。

　走行ルートは東西２ルート。西ルートは鹿児島から出発して、熊本、大分、愛媛、香川、岡山、京都、奈良を経由して大阪まで。東ルートは千葉から出発して、東京、神奈川、愛知、岐阜、滋賀、京都、奈良を経由して大阪まで。

　現在、事務局では60名の参加者を募集中。対象は、自転車・旅・環境問題に興味のある若者。参加者は、キャンペーンＴシャツ代（２９００円）と食費などの実費を負担する。締め切りは７月１４日。合わせて、事務局では宿泊所の提供などの協力者も募っている。

　代表の葛西良太氏は、「環境問題って難しく思えるけど、誰だって今日からできることが日常生活にはたくさんある。そのことを伝えたくて自転車で日本中を走ります。１日だけの参加から１ヶ月の長期参加まで、どんな形でも参加できるので、この夏、ぜひ一緒に走りましょう！自転車、旅、環境問題、この３つのキーワードのどれか１つにでもピンときたなら、参加して絶対損はないですよ。」と参加を呼びかけている。

　「自転車きゃらばん’04」については、下記を参照のこと。

　http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6200/