行政 : NPO支援財団研究会シンポジウム
9月12日、NPO支援財団研究会主催の第4回シンポジウムが、「市民セクター全国会議2004」の協賛プログラムとして開催される。このシンポジウムのタイトルは「助成する側・受ける側-その対話を通じて、市民セクターに望まれる資金助成を考える-」。当日は、助成する側と受ける側の双方が市民セクターの発展に資する資金助成について考え、意見交換を行う。
NPO支援財団研究会とは、2001年に、助成財団の資金強化策の検討と、いかにして助成財団とNPOの協働によって社会のニーズに対応していくかを研究することを目的に、財団関係者とシーズの松原を含むNPOの有志で立ち上げた研究会。
参加団体は、伊藤忠記念財団、キリン福祉財団、公益法人協会、助成財団センター、損保ジャパン記念財団、損保ジャパン環境財団、中央共同募金会、トヨタ財団、日本NPOセンター、日本経団連、庭野平和財団、三菱財団、読売光と愛の事業団、とシーズ。
同研究会は、これまで3回のシンポジウムを開催し、助成財団の現状、果たすべき社会的役割、新しい試みについて、助成財団、企業、学者、NPOの立場から検討し、助成財団の目指すべき方向性や制度のあり方を考えてきた。
9月12日に4回目の開催となる同研究会主催のシンポジウムのタイトルは「助成する側・受ける側-その対話を通じて、市民セクターに望まれる資金助成を考える-」。
今回のシンポジウムは、9月11・12日に開催される「市民セクター全国会議2004」2日目の9時30分から16時30分に、協賛プログラムのひとつとして開催される。
シンポジウムは3部構成。
午前の第1部では、NPO法人自立支援センターふるさとの会の水田恵理事長による基調講演があり、続いて、財団、企業、自治体の助成事業について各々の課題などが報告される。
午後の第2部では、午前の課題報告を受けて、「助成財団のプログラム事例」、「企業とNPOの協働事例」、「自治体またはその関係組織による事例」の3つの分科会で事例報告と意見交換が行われる。その後、第3部で各分科会の報告が行われる。
また、昼休みの時間帯には、名刺交換会も行われる予定。ただし、昼食はプログラムについていない。
NPO支援財団研究会のメンバーである損保ジャパン記念財団専務理事の田中皓氏は、「当日は、助成財団への理解を深めてもらうために、助成先のNPOの活動事例などを紹介するビデオも上映する。参加者との意見交換の場も設けたプログラムなので、助成する立場と助成を受ける立場が交流する機会となることを望んでいる。市民セクターの発展に資する資金助成について、より多くの人たちと考えていきたいので、ふるってご参加いただきたい。」と参加を呼びかけている。
なお、このプログラムは、「市民セクター全国会議2004」の協賛プログラムとして開催されるため、参加申し込みは、「市民セクター全国会議2004」事務局で受け付けている。
参加費は「市民セクター全国会議2004」への2日目のみの参加でシンポジウムに参加するということであれば8000円。全国会議に両日参加して、2日目にこのシンポジウムを選択する場合は15000円。
「市民セクター全国会議2004」の申し込みは、http://www.jnpoc.ne.jp/ で受付中。
シンポジウムの問い合わせは、下記まで。
NPO支援財団研究会事務局
(財)損保ジャパン記念財団
担当:富沢・神納(じんのう)
TEL:03-5919-0711
FAX:03-5919-0710