行政 : 札幌でアートNPOフォーラム
10月23日と24日の2日間、札幌で第2回アートフォーラムが開催される。テーマは「学校と公立文化施設」。アートNPOと学校、また公立の文化施設とのパートナーシップの可能性を多角的に探る予定。申し込みは定員に達するまで随時受付けている。
アートNPOフォーラムは、昨年の10月に神戸で第1回が開かれており、今年が2回目の開催。アートNPOや財団、芸術大学の教員など、約50名で構成する実行委員会が主催する。
このフォーラムの目的は、アートという切り口で、NPO共通の課題である法的整備の遅れや活動資金・人材不足といった問題の解決策を探る。
第1回目のフォーラムでは、現代社会が抱える課題解決にアートが不可欠な存在であり、アートNPOは社会を変革する潮流において大きな力を発揮できるというステートメントが採択されて注目された。また、アートNPOのネットワーキングも進んだと高く評価されている。
今年の開催地は札幌。今回は「学校と公立文化施設におけるアートNPOの可能性を探る」というテーマのもと、教育現場で活躍するアートNPOや、指定管理者制度などについて議論していく。
1日目は上田文雄札幌市長の挨拶に続き、「アートNPOと行政」、「教育現場でアートにできること」といったふたつのテーマで全体フォーラムを行う。
2日目は、指定管理者制度、廃校活用の取組み、企業との協働事例など4つの分科会に分かれて討議した後、最後に全体で集まり成果の共有と統括を行う。
全国アートNPOフォーラムin札幌実行委員会の事務局では、「このたびのフォーラムでは、多くの可能性をもつアートを、NPOだけではなく、メセナ企業、行政、まちづくり関係者といった、さまざまな立場の方に参加していただき、ともに考える機会としたい。今回のテーマである“学校と公立文化施設”は、ともに運営における変化の時期をむかえている。ふたつの“場”とアートNPOがいかに関われるか、ぜひ、多くの方々に参加いただき、ともに考えていきたい」と参加を呼びかけている。
参加費は2日間で3000円、1日のみの参加の場合は1500円。申し込みは定員に達するまで随時受け付けている。インターネット上からも申し込みをすることができる。
詳細や申し込み方法については以下のホームページを参照のこと。
http://arts-npo.org/