行政 : 自民党、NGOタウンミーティングを開催
10月21日、自民党本部において、「NGOタウンミーティング」が開催された。会場には、NGO関係者や学生など約400人が集まり、「今後のNGO・政府間のよりよいパートナーシップ構築を目指して」というテーマで、議員らとの意見交換が行われた。また、後半には、自民党若手国会議員による初の本格派バンド「Gi!nz(ギインズ)」の演奏、立食形式でのレセプションがあった。
10月21日(木)午後4時から、自民党本部8階のホールにおいて、「NGOタウンミーティング」が開催された。今年1月、団体総局のもとに新たに設置された「NPO・NGO関係団体委員会」が、NGO・NPOとの交流を促進し、政策対話を深める目的でこの場を設けた。
委員会では、国際的NGOに関する小委員長である、塩崎恭久衆議院議員の挨拶に続き、川口順子内閣総理大臣補佐官、NPO・NGO関係団体委員長熊代昭彦衆議院議員、および国際協力NGOセンター理事長船戸良隆氏が、社会におけるNPO・NGOの意義や活動においての課題などを述べた。
その後、会場の参加者と意見交換が行われた。
参加者からは、行政からの補助金や助成金に頼らずNPO・NGOが財政的に自立していけるような制度づくりの必要性、外国人留学生の受け入れや物資の海外への輸送に関する規制の緩和など、活動にあたって不自由を感じている点の改善方法について質問や意見が出た。
また、行政をウオッチするNGOや、国内で外国人を支援する団体からは、自分たちのような国際協力以外のNGOにも目を向けてほしいとの要望が出た。
それに対し、川口補佐官は「健全なNPO・NGO活動ができない社会は健全ではないだろう。」と述べ、NPO・NGO活動の意義について理解を示した。また、塩崎恭久衆議院議員および熊代昭彦衆議院議員からは、税制優遇制度の確立など、NPO・NGOの基盤整備づくりに尽力したいとの声が上がった。
パネリストとの討議後には、自民党若手国会議員による初の本格派バンド「Gi!nz(ギインズ)」が、その曲ができた背景の紹介などを交えつつ、自らがつくった曲を披露した。
その後、9階の会議室で、立食形式のレセプションが行われた。このレセプションには、町村信孝外務大臣もかけつけNGOの重要性について挨拶の弁を述べた。