行政 : ap bank第三期融資希望受付中
小林武史氏、桜井和寿氏、坂本龍一氏ら、アーティストが運営する非営利の融資機関 ap bank が第三期の融資希望プロジェクトを募集している。自然エネルギー、省エネルギー、環境に関するプロジェクトに最大500万円まで融資する。受付は7月22日まで。
ap bankは、2001年のアーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists’ Power」から発展した非営利バンクで、小林武史氏、桜井和寿氏、坂本龍一氏が拠出した資金をもとにスタートした融資機関。これまで、第一期、第二期を通じて、NPOや農家などのユニークなプロジェクトに、総額で4000万円近い融資をしてきた。
第三期の融資希望プロジェクト募集は6月20日から始まっており、締め切りは7月22日まで。金利は年1%の固定で、融資上限は500万円。期間は最長10年。
大きな事業体ではなく、ふつうに生活する人にできる「小さな事業」を対象にした融資が中心で、融資対象プロジェクトは、自然エネルギー、省エネルギー、環境をテーマとしたもの。
独自性、新規性、市民性、発展性の高い事業が審査を通じて選ばれることになるが、事業主体の形態は問わない。プロジェクトの性格や人数、配当の有無、利益分配の実態などを検討し、「市民性」が判断されれば、個人、NPO、中間法人、有限会社、株式会社、生協など、組織形態を問わず融資は可能。
融資情報の詳細や、過去の融資実績については、ap bankのホームページから見ることができる。
http://www.apbank.jp/
なお、静岡つま恋にて、7月16・17・18日の3日間、ap bank主催の初の音楽野外イベント「ap bank fes’05」も開催される。収益金は、ap bankの融資のために使われる。イベント会場となるつま恋のスポーツ広場では、オーガニックフード、エコ雑貨の店なども出店される。また、オフィシャルグッズもゴミのリサイクルからできた素材を使用したものだという。
「ap bank fes’05」の情報は、次のホームページで。
http://www.apbank.jp/fes05/