行政 : チャリティビールで、飲む社会貢献
8月1日は「肺の日」。呼吸器障害者を支援するNPO法人日本呼吸器障害者情報センターは、チャリティビール「福祉酒房」を販売している。売り上げの一部は情報センターが昨年設立した「日本肺基金」へ寄付される。
日本呼吸器障害者情報センターは、呼吸器に障害を持つ患者・家族の「生活の質」の向上を目的として、1999年に設立され2000年にNPO法人となった。
呼吸器障害とは、肺気腫や慢性気管支炎などにかかり、体内に酸素を十分取り込めないこと。完治は難しく、進行すると酸素吸入が必要となり、酸素チューブをつけて外出することになるが、それに対する社会の理解が不十分なため、家に引きこもりがちになる人も多く、患者団体は社会啓もうの必要性を訴えている。
NPO法人日本呼吸器障害者情報センターによると、国内で約25万人が酸素チューブをつけて生活しているとのこと。このほか喫煙などによって500万人を超す「予備軍」の存在が推定されている。
平成11年から8月1日は「肺の日」。この日は、肺の健康についての理解を深め、呼吸器疾患の早期発見とタバコの害等の知識を普及し啓発する日とされている。「肺の日」が近づく折、日本呼吸器障害者情報センターは、チャリティビール「福祉酒房」を販売している。
売り上げの一部は、情報センターが昨年設立した「日本肺基金」に寄付される。寄付金は患者が持ち歩く血中酸素濃度測定装置の購入助成などに充てられる。
このチャリティビールは、下記の日本呼吸器障害者情報センターのホームページから注文できる。
http://www.j-breath.ne.jp/