行政 : 団地再生のアイデア募集
高度成長期に整備された既存の共同住宅団地の再生手法に関して、財団法人ベターリビングでは、NPO法人、個人、企業などを対象に、広く提案を募集している。10月17日には、東京で説明会も開催される。
昭和40~50年代前半頃に整備された共同住宅団地(公共賃貸住宅・分譲マンション・社宅等)は、現在再生期を迎えつつあり、従来の中心的手法であった立替えだけでなく、改修や増築などを含めた総合的な再生手法を導入し、ストックの有効活用を図りつつ再生を進める必要性があるという。
このことから、財団法人ベターリビングでは、国土交通省と(独)都市再生機構の委託を受けて、既存の共同住宅団地の再生に係る計画手法、事業主体・事業スキーム、ハード技術、経営・管理手法について、広く提案を募集する。
提案の視点として求めているのは、次の4点。
- ストックの有効活用による環境調和型の再生
- コミュニティの維持・活性化
- 安心・安全な居住環境の実現
- 多様な資金・技術・事業主体の活用
提案応募できるのは、個人、企業等(NPO法人、管理組合、まちづくり協議会、地方公共団体、公的住宅供給主体当含む)、個人または企業等のグループ。
提案にあたっては、昭和40~50年代前半頃に整備された団地等を任意に設定。提案単位も、団地単位、住棟単位、住戸単位またはそれぞれの組み合わせのなかから自由に選択できる。
応募にあたっては、まず11月15日までに登録を行い、12月1日から来年1月10日までに応募図書(提案書)を提出する。
また、提案募集に先立ち、10月17日(月)午後1時半から4時まで、説明会およびお団地再生に関する講演会を開催する。場所は、東京・水道橋駅徒歩3分の住宅金融公庫すまい・るホール。(150名定員。事前申込み要)
提案募集および説明会については、次のホームページで詳細を見ることができる。
http://www.blhp.org/oshirase/56.html