行政 : NPOフリーマガジン創刊
1月31日、「市民による社会貢献活動」をコンセプトにしたフリーマガジン「パワーボール」が創刊された。「みんなのチカラをひとつに」をキャッチフレーズに、個人・企業・NPOの社会貢献活動と世界の「現場」からの情報を発信していく。
フリーマガジンとは、無料で手に入れることができる情報誌のこと。主に広告収入によって製作・配布されており、街角やレストラン、ショップなどで入手できる。ホットペッパーやR25などが有名。
1月31日に創刊された「パワーボール」は、A4版32ページ。創刊号は1万部印刷され、すでに首都圏の大学、自然派レストランやショップ、NPOの事務所などで無料配布が始まっている。創刊号の1万部のうち5千部は、東京、神奈川、埼玉県内のニッポンレンタカーサービス(株)の直営店(201店舗)でも配布されている。
創刊号では、現在のアフガニスタン問題を特集。特集記事としては、戦争のつめ跡、地雷の恐怖の中での生活などの現地取材とともに、アフガニスタンで活動をおこなっている、NPO法人難民を助ける会、NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)のスタッフへのインタビューや、アフガニスタン支援に連携して取り組む、財団法人ジョイセフと日本郵船株式会社の担当者へのインタビューを掲載。
また、日本国内でアフガニスタン人が経営するレストランや店舗の紹介、関連図書の案内なども盛り込まれている。
他にも、企業の社会貢献事業の紹介、NPOに関連する基礎知識、イベント案内などのコーナーも設けられている。
当面は季刊で3万部を目指して発行していく予定。
パワーボールを発行するのは、昨年6月に設立された有限会社パワーボール。代表取締役は、金昌祐(キム・チャンウ)氏(31才)。金氏は、2004年4月まで国際協力活動を行うNPO法人ピースウィンズ・ジャパンの職員として、国内での広報や資金調達、またイラクやイランでの現地事業を担当していた。
金氏によれば、「パワーボールの和訳は『力球(ちからだま)』。皆のチカラが集まって、ひとつのボールになり受益者に届くイメージで名づけた。」とのこと。
パワーボールでは、現在、広告出稿と設置場所を募集中。
設置を検討する団体には、創刊号の見本誌が送付される。希望する場合には、(1)団体名、(2)担当者様名、(3)団体住所、(4)TEL&FAX番号、(5)HPアドレス、(6)設置可能部数(10部単位で最大50部まで)の事項について、npo@power-ball.co.jp のアドレスまでメールで連絡。送料無料で、見本誌1部が送付されてくる。
パワーボールのホームページアドレスは、以下のとおり。創刊準備号と創刊号のPDF版を見ることができるほか、設置場所や広告料金など、詳細情報も入手できる。
http://www.power-ball.co.jp/