行政 : 子どものための社会貢献教育プログラム
NPO法人NPO事業サポートセンターとコスモ石油株式会社は、神奈川の小学4年生を対象とした社会貢献教育プログラムを実施。3月15日、そのまとめとして「~ユース・フィランソロピー(子どものための社会貢献教育プログラム)~NPO団体の活動を紹介し、フィランソロピーを広めよう」を開催し、活動紹介に対する児童の投票によってNPOへの助成金が渡される。
NPO事業サポートセンターによれば、青少年に対するフィランソロピー教育「ユース・フィランソロピー教育」は、ボランティア教育活動などに比べると、米国でも比較的新しい動きであり、顕著になってきたのは1990年代に入ってからのこと。米国においても、ユース・フィランソロピーは、青少年が社会貢献活動をする側になることで更正する等大きな効果をあげ、1000のカリキュラムを持つNPO「ラーニングトゥギブ」等の活躍にみられるように発展を続けている。
日本においても、寄附文化の醸成のためには、子どもたちが、フィランソロピーの意義を知る事、良い活動を見分ける目を持つ事が望まれていることから、NPO法人NPO事業サポートセンターとコスモ石油(株)は、今年2月より、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校の協力を得て、日本の学校教育でははじめてのユース・フィランソロピー(こどものための社会貢献活動教育)に取り組んだ。
このプログラムでは、4年生の児童に参加してもらい、まず2月に5つのグループに分かれて、地域のふれあい活動、子育て・子育ち、アート、環境、国際協力など、5つのNPO団体の活動を体験し、取材してもらった。
3月15日の午前9時から、まとめの会として、「~ユース・フィランソロピー(子どものための社会貢献教育プログラム)~NPO団体の活動を紹介し、フィランソロピーを広めよう」が、横浜国立大学教育人間科学部附属小学校で開かれる。
この会では、各団体の活動を、取材などを通じて感じたことを交えて紹介してもらい、その紹介を聞いて、4年生の児童と父母が「自分が参加したい団体」を投票し、その結果に応じた助成金が団体に渡されるとのこと。
なお、このまとめの会は見学することが可能。ただし、学校内での開催のため、事前に申し込まないと入場できないとのこと。
問い合わせ、見学申し込みは下記まで。
NPO事業サポートセンター
電話:03-5775-7961