行政 : 寄付者志向のNPOを考えるシンポ
3月20日、東京の四谷でシーズ主催のシンポジウム「寄付者志向のNPOを目指して」が開催される。寄付者志向のNPOとはどのようなものなのか、また、それがNPOの信頼性確保にどう役立つか、NPO経営の新しいビジョンについて議論する。シーズでは、広く参加を呼びかけている。
「日本には寄付文化がない」「なかなか寄付が集まらない」という声がNPO関係者の間でしばしば聞かれる一方、寄付者から厚い信頼を受けて、寄付を集めているNPOが増えている事実もある。
この違いを検証し、日本における寄付文化の醸成を図る目的で、シーズは、平成17年度に独立行政法人福祉医療機構(高齢者・障害者福祉基金)の助成を受け、NPOの募金に係る信頼性についての研究及び促進事業を行ってきた。
その事業のまとめとして、シーズは3月20日午後7時から9時、東京の四谷で公開シンポジウム「寄付者志向のNPOを目指して~NPOの信頼性をいかに確立するか~」を開催する。
会場は、東京・四ッ谷駅近くの主婦会館プラザエフ(7階カトレア)。
パネリストは下記の5名(敬称略)
- 赤塚和俊
(公認会計士・税理士・NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク理事長) - 石川治江
(NPO法人ケア・センターやわらぎ代表理事) - 早瀬 昇
(社会福祉法人大阪ボランティア協会事務局長) - 日比野 亨
(株式会社東芝社会貢献室室長) - 轟木洋子
(シーズ・プログラムディレクター)
コーディネーターは、シーズ事務局長の松原明が務める。
参加費は1,000円。定員は120名(事前申込み必要)。
シンポジウムでは、これまでNPOが寄付や会員を集める場合、団体のニーズからスタートして寄付集めをするということが多かったが、寄付者のニーズや寄付者の信頼性確立という視点から、寄付を集めていくことが必要となってきているという視点に立ち、「寄付者志向」という新しい考え方について議論する。
シーズでは、寄付者志向のNPOとはどのようなものなのか、それがNPOの信頼性確保にどう役立つか等、NPO経営の新しいビジョンに関する先見的な意見交換の場とするために、このシンポジウムへの多くの人の参加を呼びかけている。
参加申し込みなどの詳細は、NPOWEBの下記を参照のこと。
https://www.npoweb.jp/event/event_info.php?article_id=2409