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2006年04月17日 10:00

行政 : 千葉県、「NPO法運用マニュアル」公開

 4月13日、千葉県は所轄庁による全国初の本格的なマニュアルとして「千葉県NPO法運用マニュアル」を公開した。このマニュアルは、千葉県だけでなく、全国のNPO関係者、所轄庁や自治体が、NPO法を適正に解釈・運用するために活用できる内容となっている。

 

 4月13日に千葉県が公開した「千葉県NPO法運用マニュアル」の目的は、NPO法の運用方針を明らかにし、法の適正な運用と法運用の透明性を図ること。NPO法制定に参画した専門家、NPO関係者、実務を担当する県職員等によって作成された。マニュアルの内容は、千葉県だけでなく、全国のNPO関係者、所轄庁や自治体が、NPO法を正しく解釈して執行・利用するために活用できるものとなっている。

 千葉県によれば、このマニュアルは所轄庁による全国初のNPO法に関する本格的解説書だとのこと。

 マニュアルの構成は下記の3章からなり、総ページ数600ページを超えるものとなっている。

  • 第1章

    NPO法運用の基本的考え方

  • 第2章

    Q&A(NPO法人等からよくある質問と回答)

  • 第3章

    諸事例に関する法的検討

 マニュアル作成にあたって、県は市民の視点を重視。県内のNPO関係者からの意見を聞き、NPO法制定に参画したNPO法関係の専門家からもアドバイスを受けた。また、パブリックコメントや県民・NPOとの意見交換会で出た意見等も踏まえて作成した。

 この「千葉県NPO法運用マニュアル」は、「千葉県NPO情報ネット」からダウンロード(無料)することができる。また、県庁内NPO活動推進課パートナーシップオフィスと千葉県文書館では有償頒布(3千円)もしている。

 県は、今後、県内各地で「NPO法運用講座」を開催し、このマニュアルの普及を図っていく。

 シーズの事務局長で、このマニュアル作成の委員も務めた松原は、以下のように語っている。

「NPO法は議員立法でできた法律であり、法運用にあたっては、法文だけでなく、立法者の意志が重要な指針になる。このマニュアルは、立法に携わった堂本暁子知事(NPO法立法時は参議院議員)の「立法者の意志をしっかりと明らかにしておくべきだ」という考えに基づいて作られている。また、定款例も全国の所轄庁では初めて理事会主導型の定款例を掲載するなど、NPOの実態にあったつくりとなっている。NPO法人にも大いに参考になる内容で、とりわけ支援センターには大きなサポートとなるだろう」

 「千葉県NPO法運用マニュアル」は、千葉県サイト内、下記に公開されている。

 http://www.chiba-npo.jp/manual-c/manual01.htm

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