行政 : 福岡県、まちづくり活動参加の手引き
6月20日、福岡県は、NPO法人グラウンドワーク福岡と協働して、市民が地域のまちづくり活動に参加する際に参考となる冊子、「大人が手に取るまちづくり本」を発行。希望者には1冊150円で提供される。
6月20日に福岡県が発行した「大人が手に取るまちづくり本」は、A4判で32ページ。
この冊子は、まちづくり活動に関心がない人から、すでに活動している人までの幅広い読者を対象としたもの。まちづくり活動の解説に加えて、実際にNPOや地域の人たちと協力して活動していく際のノウハウも紹介されている。
同県の都市計画課によれば、この冊子は、これまで地域の活動などに参加したことがなかった人が読んで、「ちょっとなら、自分にできるのでは」という気持ちになってもらえるような、また、すでに市民活動などに参加している人には、活動上のヒントが得られるような内容にしたとのこと。
同県は、市民が主体となって取り組むまちづくり活動の推進を目的として、平成15年度から「美しいまちづくりプロジェクト」を開始。
その一環として、平成15年度には、子ども向きの「まちの小さなデザイナー」を、さらに、16年度には、中学校の総合的学習での使用を想定した「まちなかタイムトラベラー」を発行しており、今回の「大人が手に取るまちづくり本」は3冊目。
これらの冊子の製作・編集には、まちづくりに携わるNPO法人「グラウンドワーク福岡」が参加している。
「大人が手に取るまちづくり本」は、県内の公立公民館やPTA、市町村、高校などに配布されたほか、希望者には1冊150円で提供される。送料は別途負担、ただし、10冊以上の場合は送料が無料になる。
「大人が手に取るまちづくり本」の詳細、申し込み方法は、福岡県サイトを参照のこと。