行政 : ユニクロ、回収衣料で途上国支援
9月1日から30日まで、ユニクロは、全ユニクロ商品を対象としたリサイクル活動を行う。回収した商品は、NPO法人日本救援衣料センターを通じて途上国への救援衣料とする他、断熱材や燃料としてリサイクされる。
ユニクロは、2001年から、主力商品の一つであるフリースのリサイクルに取り組み、今年7月までに約34万点のフリース商品を回収。回収したフリースは、主に燃料として再資源化し、電気エネルギーとして利用されている。
9月1日から、ユニクロは、フリースだけでなく、その他の衣類、傘、バッグ、サングラスなどすべての自社製品を対象としたリサイクルを全国720箇所の全店で開始する。今回は、実験的な試行ということで、回収期間は9月1日から30日までの1ヶ月間に限定。
不要になったユニクロ商品をもっている顧客は、ユニクロの店頭に持ち込むとすべて無料で引き取ってもらえる。ただし、他社の製品、郵送・宅配便などによる提供は受け付けられないとのこと。また、持参に際しては各自で洗濯を済ませておくことが条件になっている。
回収された商品は、二次使用できるもの、リサイクルするものに選別。
そのまま二次使用できる衣類については、NPO法人日本救援衣料センターを通じて発展途上国へ寄付される。
二次使用に適さない衣類については、繊維の状態に戻す処理を行い、断熱材・軍手・ウエスなどの原料としてリサイクルする、あるいは加熱・加圧によってガス化して発電用燃料としてリサイクルする。
ユニクロの「全商品リサイクル活動」については、ユニクロサイト内、下記を参照のこと。
http://www.uniqlo.co.jp/news/release/n20060825124915.html