行政 : 兵庫県、NPOと「子育て支援会議」設立
8月25日、兵庫県は、少子化対策の一環として、県内で子育て支援に取り組むNPOと行政による「子育て支援会議」を設立した。この支援会議には、県と神戸市など26の市町と、NPO側からは県内79の子育て支援団体が参加している。
兵庫県は、子育て支援の取組みを一層進めるため、地域の子育て支援に取り組むNPOと行政とが継続して情報を共有し、協働して子育て支援を行う仕組みを構築していくことを目的とした、「NPOと行政の子育て支援会議」(以下、「支援会議」)を設立した。
県は、設立に先立ち、8月15日から支援会議を構成する会員団体を募集。設立段階で、NPO側からは県内で活動するNPO法人やボランティアグループ等79団体が登録し、行政側からは県と神戸市等の26市町が登録した。
設立日となった8月25日には、「設立記念フォーラム」が開催され、約200名が参加。官民連携した子育て支援への関心の深さが示されたとのこと。
この支援会議の活動内容としては、子育て情報の収集・発信、地域の子育て人材養成への支援、NPOと行政の協働事業の実施などが想定されている。
支援会議では16団体の代表を幹事とし、今後、月一回幹事会を開き、具体的な事業内容を年内にも決める予定。
兵庫県では、昨年度、井戸敏三知事を本部長とする少子対策本部を設置。今年3月には、「一人ひとりが生命の大切さ、家庭や子育ての大切さを考え、だれもが安心して子どもを生み育てることができる地域社会の実現」をめざして、今後5年間の少子対策「ひょうご子ども未来プラン」を策定している。
「NPOと行政の子育て支援会議」は、この「ひょうご子ども未来プラン」の行動計画のひとつ、「社会システムの再構築による子育て支援の強化」の実現のために設立された。
「NPOと行政の子育て支援会議」の詳細は、兵庫県サイト内、下記を参照のこと。
http://web.pref.hyogo.jp/press/press_ac021_00000358.html
なお、「ひょうご子ども未来プラン」は、下記に掲載されている。
http://web.pref.hyogo.jp/hw08/hw08_000000001.html