行政 : 日本の知恵「UCHIMIZU」を世界に発信
NPO法人「日本水フォーラム」が中心となって2003年の夏から始まった「打ち水大作戦」が、今年も7月23日から8月23日まで実施されている。「打ち水大作戦」は、ヒートアイランド現象の緩和と、環境問題に対する意識啓発を目指すもの。7月23日の開幕イベントには各国大使館関係者も参加。今年は日本の知恵「UCHIMIZU」を世界に発信する。
NPO法人「日本水フォーラム」は、2003年に日本で開催された「第3回世界水フォーラム」を契機に発足し、2004年4月にNPO法人化され、発展途上国の水不足、先進国の水質汚濁など地球上の水をめぐる諸問題に関する情報の収集や整理、提供、シンポジウムの開催、国内外メディアへの情報発信などを行っている。
NPO法人「日本水フォーラム」は、2003年から、風呂の残り水などをまいて都市部の温度を下げるキャンペーン「打ち水大作戦」を開始。日本の伝統的な打ち水を復活させることで、蒸散作用でヒートアイランド現象を緩和させることと、環境問題に関する意識の啓発を目指している。
2003年には8月25日の1日だけだった「打ち水大作戦」は、2004年は1週間に拡大。2005年からは、さらに期間を約1ヶ月間として実施。2005年と2006年にはパリでも打ち水イベントを開催するなど、年々その規模を拡大させている。
打ち水大作戦2007本部は、今年は日本の庶民の知恵である「打ち水」を「UCHIMIZU」として世界に向けて発信していくために、開幕日にあたる7月23日に、日本文化を感じることのできる浅草で打ち水イベントを開催した。当日は浅草寺境内に、18カ国の在日大使館関係者22人も参加。浴衣姿でおけを片手に水をまいた。
「打ち水大作戦2007」の詳細、各地のイベント予告などは、下記を参照のこと。
http://www.uchimizu.jp/07/