その他 : フリースクールフェスティバル開催
NPO法人フリースクール全国ネットワークは、今月から12月にかけて、「フリースクールフェスティバル2007」を全国6ヶ所で開催中。11月23日には、東京で「フリースクール全国フェスティバル」が開催される。開催地ごとに、地域のフリースクールの子どもたちが中心となった実行委員会を結成してイベント内容を企画している。
「フリースクール」とは、学校教育法に拘束されない民間の教育機関で、不登校、引きこもりなどの状態で、小学校・中学校・高校などに通わない子どもたちが、学校の代わりにすごす場所を意味する。
NPO法人フリースクール全国ネットワークは、日本全国のフリースクールをつなぐネットワーク団体として、平成13年2月発足。同年8月にNPO法人として認証されている。国内のフリースクール及び世界各地のフリースクールとの架け橋として活動している。
NPO法人フリースクール全国ネットワークでは、10月から12月にかけて「フリースクールフェスティバル2007」を全国6ヶ所で開催している。
具体的には、「各地フェスティバル」として、福島県、長野県、兵庫県、岡山県、香川県の5地域で開催。それぞれのフェスティバルでは、不登校・フリースクールの子どもが中心となって実行委員会を作ったり、各フリースクールで話し合ったりしながらイベントの内容を決めているとのこと。一律に各地で同じ内容のイベントをするのではなく、各地の子どもたちがやりたい事を話し合いながら創っているのが特色。
11月23日には、東京都葛飾区にある東京シューレ葛飾中学校において、各地のフリースクールが一同に会する「フリースクール全国フェスティバル」が予定されている。
全国フェスティバルのプログラムは、バンド演奏・作品展示・映像作品など多彩な内容。評論家の芹沢俊介氏も来場して、いじめ問題や現在の子どもをめぐる状況などを講演する。加えて、「フリースクール子どもシンポジウム」においては、フリースクールで育った子どもが登壇。また、日本各地のフリースクールからの活動紹介・出展も予定され、全国各地のフリースクールの現状が理解できる内容になっている。
フリースクール全国ネットワークによれば、「不登校が社会的な現象として注目を受けて久しいが、このフェスティバルは、学校に登校せずに学校以外の場所で育ってきた子どもたちが自分たちで創るイベント。学校では苦しい気持ちで過ごしてきた子が多いが、このフェスティバルに向けて、子どもが主体になって企画を創っていく時の顔は本当に生き生きとしている。」とのこと。
「フリースクールフェスティバル2007」については、「フリースクール全国ネットワーク」のホームページを参照のこと。
http://www.freeschoolnetwork.jp/