その他 : 農水省、「田舎で働き隊!」事業募集
農林水産省は、都市部の人材を農山村漁村で活用するための人材育成システムの構築に向け、NPOなど、人材育成や都市と農山村漁村をつなぐ能力を持つコーディネート機関の募集を行っている。応募締め切りは、2月16日。
農林水産省によれば、農山村漁村の活性化のためには、それを担う人材の重要性について指摘されているが、こうした地域には高等教育機関や安定した就業の場が少ないこと等により、青年層を中心に人口が都市部へと流出し、還流がなく、活性化を担う可能性のある人材そのものが少ないという構造的問題を抱えているとのこと。
そこで、農林水産省では、農山村漁村における、都市部の人材等の活用を目的とする人材育成システムの構築を行うことを決定。12月26日、人材育成や都市と農山村漁村をつなぐ能力を持ったコーディネート機関に対して支援を行う、「田舎で働き隊!」事業の募集を開始した。締め切りは、2月16日。
対象となるのは、NPO法人、大学、観光協会、農業協同組合、森林組合、水産業協同組合等の民間団体。
この事業では、こうした民間団体のコーディネートによって、都市に在住して、農村での活動や定住に関心を持つ人材を、農山村漁村に派遣。グリーン・ツーリズム、エコ・ツーリズム、農業体験受入や、交流イベント、農産物直売所加工といった事業の企画、運営、補助に携わってもらう。
農林水産省では、こうした研修活動を通じて、農山村漁村における新しい事業や雇用の創出につなげたいとしている。
「田舎で働き隊!」事業の詳細、募集要項は、農林水産省サイト内、下記を参照のこと。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousin/081226_3.html