その他 : 佐賀市1%支援制度、ボトムアップ実現は全国初
奈良県生駒市および佐賀県佐賀市は、平成23年度から1%支援制度を開始する。それぞれ、3月の市議会で可決された。
1%支援制度とは、一定の条件を満たした市民が、自分の応援したい市民活動団体を選択して届け出ることができ、その選択結果に基づき団体に支援金が交付される制度。
千葉県市川市が同様の趣旨の制度を平成17年に導入し、現在、北海道恵庭市、岩手県奥州市、愛知県一宮市、大分県大分市、千葉県八千代市、大阪府和泉市の7自治体で同様の制度が導入されている。生駒市では平成21年度から、佐賀市では平成20年度から制度導入検討が始まっていた。今年度から新たに2自治体で取り組みが始まることで、全国で9自治体で同様の制度が実施されることとなる。
この制度の導入にあたっては、これまで導入されている7自治体においては、首長のマニフェストがきっかけとなっていたが、佐賀市では議会一般質問がきっかけで制度導入検討がスタート。ボトム・アップでの1%支援制度導入は、全国で初めてとなる。
この制度の具体的流れは、まず、市民活動団体が支援を得たい事業を提案、その内容が広くPRされる。投票権のある市民が、自分の応援したい市民活動団体を選択し、その結果に基づいて支援金が交付される。生駒市では18歳以上の市民が、佐賀市では20歳以上の市民が、投票することができる予定とされている。両市とも市民活動団体への周知や市民への制度の説明など、制度開始に向けて急ピッチで準備を進めている。
参考ニュース
「市川市「1%支援制度」スタート」(2005/04/19)
/2005/04/行政-市川市「1支援制度」スタート/
「一宮市、市民が選ぶNPO支援条例制定へ」(2008/02/13)
/2008/02/行政-一宮市、市民が選ぶnpo支援条例制定へ/
「恵庭市、中学生も参加するNPO支援制度」(2008/02/15)
/2008/02/行政-恵庭市、中学生も参加するnpo支援制度/
「大分市、1%条例の導入を検討」(2008/02/25)
/2008/02/行政-大分市、1%条例の導入を検討/
「千葉県八千代市で1%制度が開始」(2009/05/15)
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「1%サミット、市川市で11月3日に開催」(2009/10/23)
/2009/10/その他-1%サミット、市川市で11月3日に開/
「和泉市、1/15に「ちょいず」公開プレゼン開催」(2011/01/14)
/2011/01/その他-和泉市、1-15に「ちょいず」公開プレゼン開/
「生駒市、「1%支援制度」のパブコメを募集中」
(2011/1/17)
/2011/01/その他-生駒市、「1%支援制度」のパブコメを/