シーズに関わる人の声
「人々はみな社会を変えていく力を持つ と信じる人たち。それがシーズなんです」
永田賢介さん 社会人インターン歴約4ヶ月。
「ジンさん」というあだ名で親しまれている永田賢介さん。彼はファンドレイジング(資金調達係)担当のインターンとして、フルタイムで働いています。
・シーズでの仕事について
- 担当は広報系の事務とファンドレイズです。具体的には、チャリティイベントの開催や、プロボノさんとの連携コーディネート、ホームページのリニューアルをマネジメントしていたります。大事にしているのは、より多くの人にシーズに「共感してもらう」こと。ファンドレイズというと単なるお金集めと思われがちですが、あくまで共感してもらった結果の、意思表示の形の一つがお金だと私は考えています。
・仕事は楽しいですか?
- 「楽しい」という表現が適切かはわかりませんが、自分が「これはきっと誰かの為になる」と信じられる事に関わっているという実感はあります。シーズのやっているのは「日本の社会の仕組み、すなわち法律や制度を変えていく」ということ。つまり1の労力が10や100の効果になって広がっていくんです。この上なくレバレッジ(テコの原理)の効いた活動ですから、そういった意味でやりがいはかなりありますね
・どの辺に共感するのでしょう。
- シーズには「市民活動を支える制度をつくる、それにより、人々の社会を変える力を強くする」という理念があります。興味深いのは「自分たちが社会を変える」という表現ではないということ。みんなが活躍できる舞台を用意すれば、大勢の人が動いて、結果的に社会が良い方に変わっていくと。自分たちは黒子に徹し、そこから先はみんなを信じて任せる、という姿勢に共感しますし、かっこいいなと思っています。
・シーズに来る前は何をされていたんですか?
- 大学の事務職員として働く傍ら、アフター5と週末でNPOなどのイベントをプロデュースする活動をしていました。堅苦しいことを長々と喋っても誰も興味もってくれないじゃないですか。だから環境活動に音楽のライブをくっつけてみたり、イラストレーターに協力してもらってかわいらしい食育講座のチラシを作ったり。特に若者がソーシャルな活動に親しめるよう、コーディネートしていました。
・実際にシーズで働いてみた感想は?
- 法律を扱ってるからお固い、年配人たちというイメージがあったんですが、実際にはとても若々しい。だって常に新しいことにチャレンジしている人たちですからね。そして人柄が真面目で誠実で、その上ちょっと不器用だったりするから(笑)、ついつい求められる以上に、頑張ってお手伝いしたくなるんです。
そしてシーズにはNPOを制度で支えてきたという、大きな実績と信頼がありますから、「シーズのためになら!」とソーシャルセクターで一流の人が手伝ってくださったりする。そういう場に居合わせて一緒にお仕事させていただくことは、とてもいい経験になります。
・シーズを手伝ってみたい、と考えている人へのメッセージをお願いします。
- 遠くから「がんばれ」、「無理するな」と言うだけではなくて、ぜひ近くに来てもらいたいですね。事務所に遊びにきて、封筒に資料を詰めるだけでも良いんです。そうすることでシーズのスタッフ達が、「自分たちの活動って必要とされてるんだ」ってことが分かりますから。特にシーズは特定の地域や誰かを支援しているわけではありません。だから「ありがとう」と言われる機会が本当に少ないんです。どんなささいなことであれ、「参加する」ということはそういう意思表示でもあることを、皆さんに知ってもらいたいです。
・ありがとうございました。
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