シーズの顔
鈴木歩(すずきあゆみ)コミュニケーション・ディレクター
広報として、ニュースレターやメールマガジンの発行を担当しています。
法改正に関する動きは、マニアックな情報が多いので、わかりやすく伝えるのに工夫が必要なんです。政府が出す法律の資料で使われる言葉は、特殊な用語が多く、高い関心をお持ちの方にとっても難しい。
ふだんお金が集まらずに苦労しているNPOが、制度と自分たちの活動が実はリンクしていて、上手く活用すればもっと効率良く活動を広げてゆけるんだ、と言うことをわかってもらえるよう、制度についての情報をやさしく噛み砕いて発信するよう努力しています。
「法律は道具だ!」と、シーズでは良く言います。
マズローの言葉に、「とんかちしかないと、世の中の問題がすべて釘に見える」というのがありますが、新NPO法の成立によって、自分たちがビジョンを成し遂げるための道具として、「NPO法人」がより簡単に、多くの人に使ってもらえるようになりました。法律を変えることは、道具によって、解決できることの可能性を広げるということなんです。
多くのNPO、ボランティアさん、行政の方、寄付者の方々・・・これだけ多くの方にシーズは支えられて活動しています。
みな、自分たちがこの制度を作ったんだ、という自覚を持って使いこなして欲しい。
そのため、みなさんに「制度は政府が勝手に作っているわけではなく、いろんな人が集まって働きかけて、変化してゆくものなんだよ」とお伝えしたい。
今回の件で、これから、「法律が使いにくかったら、どんどん一緒に変えてゆこうよ」という発想で活動する人が、増えればいいな、と思っています。
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