芸術文化に親しみ、心ゆたかな子ども時代を
みなし寄付金が高額の公演費用を助ける
認定 | NPO法人こどもステーション山口(山口県) |
「心ゆたかな子ども時代」を、大人が保障する
2014年で、前身の「山口おやこ劇場」から40周年となります。「子どもの文化は大人が保障する」という基本理念のもと、大人が会費を払い、子どもを登録する形で、舞台鑑賞の事業を続けてきました。児童福祉施設の職員が会員となって、施設の子どもを登録している例もあります。「心ゆたかな子ども時代」を過ごせるように、観劇だけでなく、キャンプや交流会、また子育て支援の学習会なども展開 しています。27年間にわたり任意団体として活動してきましたが、さらに開かれた団体になるため、2001年にNPO法人化しました。
みなし寄付金を活用し、舞台鑑賞を続けていきたい
舞台鑑賞では出演料、旅費、会場費、宣伝費など、1公演で約100万円かかります。これらは全て団体の事業支出です。現在、指定管理者として、山口市の文化施設である「クリエイティブ・スペース赤れんが」を運営していますが、その利益70万円のうち、約20万円を、多い年には30~40万円を法人税として納めていました。せっかく頑張って利益を出しても、その多くを税金に取られてしまい、これも活動に利用したいという思いで、認定NPO法人を取得しました。認定NPO法人になったことで、みなし寄付金を有効に利用でき、減税分を活動資金に充てることができています。今後もみなし寄付金を活用して、子どもの感性を育む舞台鑑賞を続けていきたいです。