児童虐待は予防できる
企業の寄付で児童虐待予防研修が拡大
認定 | NPO法人カンガルーの会(高知県) |
児童虐待が起こる前に予防します
妊娠期から小学校入学までに母親や子どもと関わることが多い医師、幼稚園の先生、保育士を対象に、児童虐待予防の研修を行っています。ごく普通の家庭においても、家庭内の混乱、養育方法が分からない、子育ての方法を相談する人がいないなど、子育てに関するお母さん方の不安はさまざまです。その不安を気軽に相談することができず、ストレスを溜めこんだことで、虐待に発展している事例が多く見受けられます。医師、幼稚園の先生、保育士は、子どもを見るプロですが、お母さんの相談に乗るプロではありません。そこで、これらの人たちがコミュニケーションの研修を受けることで、お母さんの相談に乗ることができるようにしようと考えました。虐待を受けた子どもをどう救うかではなく、その前段階で予防し、子どもの健全育成を目指すために、カンガルーの会を立ち上げました。
認定NPO法人になり寄付が3倍に増えました
受講者の参加費負担はありません。1つの市の1年間の研修会開催に、約30万円かかります。県からの委託を受けて県内3市で実施し、昨年度1年間に804人が受講しました。その実績を聞いた隣町から開催要望を受けたのですが、ちょうどそこに、認定がきっかけで企業からご寄付を頂き、実施できることになりました。事業の拡大・継続を図るために、寄付は重要です。