理事が賃金をもらうことについて 投稿者:
ばんび 投稿日:2002/05/23(Thu) 15:50:00
No.1122
NPO法人設立を検討しています。
従来から任意団体でホームページ作成などの仕事を受け、
一部を実務者で分配、残りを団体の収入としてきました。
主な活動は、収入のないボランティア活動なので、
その活動費を作るためにも今後ともそのような活動を続けていきたいと思っています。
前質問で、社員が賃金をもらうことに問題はないのか、
とありましたが、理事がもらうことについてはどうなのでしょうか。
熱心に活動している者に理事になって欲しいと思うと、
どうしても中心で活動している人になります。
理事の中で1/3はもらってもいいという話も聞きましたが、
もらう人ともらわない人がでるのは不公平感がでないとも限りません。
理事も社員と同じく対価をもらってもいい物でしょうか?
Re: 理事が賃金をもらうことについて 投稿者:
シーズ・轟木 洋子 投稿日:2002/05/23(Thu) 16:22:00
No.1123
ばんびさん、
ご投稿ありがとうございます。
NPO法人において、理事が受け取る報酬には次の2種類があると考えてください。
(1)役員としての労働の対価である報酬
(2)職員としての労働の対価である報酬
NPO法第2条の「役員のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の三分の一以下であ
ること」という法文の「報酬」は、上記の(1)を指しています。つまり、役員とし
ての労働の対価である報酬は、役員総数の三分の一までしか受けることはできません。
(役員とは理事と監事を指します)
ばんびさんの団体の場合は、ホームページ作成などの実務を行っている理事というこ
とですので、(2)の職員としての労働の対価と解釈してよさそうです。この場合は、
上記の三分の一までに含める必要はありません。
シーズ事務局・轟木 洋子
Re: 理事が賃金をもらうことについて 投稿者:
ばんび 投稿日:2002/05/23(Thu) 20:15:00
No.1124
さっそくご回答どうもありがとうございます。
NPO法人化するにあたって、そこが一番問題に思っていたところでした。
同じことをして対価をもらえる人ともらえない人がでるようでは
内部でしこりになりかねないと思っていましたので。
これで安心して法人化の方向へすすめます。
ていねいに答えてくださいまして本当にありがとうございました。