NPOWEB

ＮＰＯ法人で介護保険事業を営んでいるものです。
３月決算を終え、この間申告書を税務署に提出したところ、税務署の方に
「会費も寄附金もすべて売上ですよ」と言われました。（申告においては会費、寄附金以外
の収入の割合（収入全体に対する）を算出し、経費等もその割合を乗じた金額で利益を
計算しました。）
以前Ｎｏ６１４の質問で赤塚先生が「大半の法人では管理運営費や自主事業等に充てた
ということで会費や寄附金収入を収益事業に含めないという処理が認められています。」
とおっしゃっていましたが、税務署の方に対抗する為にその根拠となる条文がありましたら
教えていただけますでしょうか。

大木修吾さん

> ３月決算を終え、この間申告書を税務署に提出したところ、税務署の方に
> 「会費も寄附金もすべて売上ですよ」と言われました。（申告においては
> 会費、寄附金以外の収入の割合（収入全体に対する）を算出し、経費等も
> もその割合を乗じた金額で利益を計算しました。）

たいへん困ったことですが、このことに関しては各税務署の対応がまちまち
だというのが実態です。

> 税務署の方に対抗する為にその根拠となる条文がありましたら教えていた
> だけますでしょうか。

残念ながら根拠と言えるような条文はありません（だから各税務署で解釈が
まちまちなのです）。

ところで、大木さんのところでは介護保険事業以外の事業は全く行われてい
ないのでしょうか。たとえば会員の交流とか、研修事業とか。もし何か行わ
れているのであれば仮にその事業に伴う収入はなくとも、その部分をはっき
り区分して表示することをお勧めします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊