NPOWEB

この質問箱を久しぶりにたどっていて、シーズがNPOではなかったことを初めて知りました。
正会員とか募集されていますし、ありかたがNPOなので、そうだと思い込んでいました。
高い目的意識が高いモチベーションを維持できる源となって成果を残していかれてるのですね。
うらやましいです。
事務局は何人で運営されているのでしょう。
NPOの運営は事務局の能力にかかっていると思います。
HP上からは情報を得られませんでしたので、おしえていただければ幸いです。

タカミマチコさん、

ご投稿ありがとうございます。シーズの組織に興味を持っていただき、嬉しく思います。

さて、シーズは「ＮＰＯ法人」ではありませんが、「ＮＰＯ」です。
ＮＰＯとは非営利団体という意味です。そのため、法人格を持っていない市民活動団体
（任意団体と呼んだりもします）でも、営利を目的とせず活動している団体はＮＰＯな
のです。

法人格を有しなくても、独自に規約を持ち、会員制をとり、理事会に似た執行機関を持
ったり、総会を最高意思決定機関としているＮＰＯはたくさんあります。

シーズは、１９９４年１１月に、市民活動団体の連合体として結成されたネットワーク
型のＮＰＯです。いわゆる理事会にあたる機関としては、運営委員会があります。また、
年に一度の総会の場が最高意思決定機関です。総会での議決権は、正会員が有していま
す。議決権を有さない、いわゆるサポーターである賛助会員の制度もあります。ですか
ら、組織構成としては、一般のＮＰＯ法人にとても似ています。

なお、シーズは市民活動団体の連合体であることから、正会員になることができるのは
市民活動団体（ＮＰＯ）としています（賛助会員には個人でも企業でもなることがで
きます）。

理事会にあたる運営委員会を構成する運営委員団体は、現在は以下の１９団体です。

・国際協力ＮＧＯセンター
・日本国際ボランティアセンター
・東京ランポ
・ケア・センターやわらぎ
・ブリッジ・エーシア・ジャパン
・熱帯雨林保護法律家リーグ
・ＡＳＫ
・ネイバーフッド・ジャパン
・東京東チモール協会
・東京消費者団体連絡センター
・日本コンチネンス協会
・ピースボート
・愛隣舎
・玉川まちづくりハウス
・POWER　～市民の力～
・日本ナショナルトラスト協会
・ピースウィンズ・ジャパン
・ヘリテイジ・トラスト
・難民を助ける会

また、現在の事務局は、正職員（フルタイム職員）が４名です。その他に、嘱託職員
やアルバイト職員が７名います。ボランティアも多数います。

この３年間の平均を見ると、年間総収入は約３３００万円です。
収入の割合は、会費が約１３％、寄附金も約１３％、助成金が約２６％、事業収入（本
の販売）が１４％、委託が１２％、講演や原稿執筆などの謝金が約１５％、雑収入や預
かり金など、その他が約７％となっています。

今は、ＮＰＯ支援税制改正に力を集中していますが、来年には大幅ホームページ改訂を
予定していますので、その時には、シーズの組織構成についても掲載したいと思ってい
ます。

どうぞ、今後ともご支援くださいますようお願いいたします。

シーズ事務局・轟木　洋子