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謝礼と給与の違い 投稿者:大田 投稿日:2003/01/09(Thu) 23:45:00 No.1724
先日質問をさせていただいた大田です。
今回もよろしくお願いいたします。

NPOが講演会を主催する際に
講師にお支払いする謝礼ですが、
NPOの社員(会員)が講師でも通常通り謝礼を支払うことは可能でしょうか?
この場合、事業費・諸謝金の科目で計上してよろしいでしょうか?

また講演会にお手伝いしてくださったNPOの社員(会員)へのお礼は
やはり諸謝金でしょうか?
その際、講師と区別する必要はありますか?

給与をもらわない社員に支払うお金は謝礼、
職員が受け取るお金は給与と考えてよろしいでしょうか?
Re: 謝礼と給与の違い 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2003/01/10(Fri) 14:52:00 No.1725
大田さん

> NPOが講演会を主催する際に講師にお支払いする謝礼ですが、
> NPOの社員(会員)が講師でも通常通り謝礼を支払うことは可能でしょうか?

可能です。その社員がNPOと雇用関係を結んだ職員でない限り、外部の講師を
依頼するのとまったく同じです。職員の場合は手当(給与の一部)となります。

> この場合、事業費・諸謝金の科目で計上してよろしいでしょうか?

それで結構です。

> また講演会にお手伝いしてくださったNPOの社員(会員)へのお礼は
> やはり諸謝金でしょうか?

アルバイト(臨時雇用)の職員と考えた方が妥当だと思います。つまり
賃金(給与)です。

> その際、講師と区別する必要はありますか?

講師への謝金は源泉徴収する税金も報酬源泉といって通常の給与の源泉
と別の扱いになりますし、1月には支払調書の事務もありますから、後
で区別がつくようにしておいた方がいいと思います。勘定科目は、お手
伝いの社員の分を給与とすれば当然、別の科目になります。

> 給与をもらわない社員に支払うお金は謝礼、
> 職員が受け取るお金は給与と考えてよろしいでしょうか?

常勤で給与を支払う社員でなくても、依頼する仕事の内容、やり方等で
謝金か給与かは違ってきます。境界領域で判断に迷うこともあると思い
ますが、時間で拘束し、その間指示に従って働いてもらうのが給与です。

                  公認会計士・赤塚和俊
Re: 謝礼と給与の違い 投稿者:大田 投稿日:2003/01/10(Fri) 22:49:00 No.1726
赤塚さま
 ご回答ありがとうございます。
 
 講師謝金のこと、もう少し教えてください。

> 講師への謝金は源泉徴収する税金も報酬源泉といって通常の給与の源泉
> と別の扱いになりますし・・・・
 とありますが、
 報酬源泉というのは謝金から10%をひくことをさしていらっしゃいますか?

 また
> 1月には支払調書の事務もありますから、後で区別がつくように
> しておいた方がいいと思います。
支払調書とはどのようなものなのでしょうか?

 ご指導いただきますよう、お願い申し上げます

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