NPOWEB

今回改正されたパブリックサポートテストでは、総収入金額から国からの委託事業収入が除かれることになりましたが、
外郭団体にお金が出て、そこと委託契約をする場合、この委託収入はどういう扱いになるのでしょうか。総収入金額から
引かれることになるのでしょうか。

横田能洋さん、

ご投稿ありがとうございます。

改正されたＮＰＯ支援税制では、確かに国・地方自治体・国際機関からの委託事業費は、
日本版パブリック・サポート・テストの分母から差し引いて良いことになりました。

問題は、この差し引ける委託事業費に、国・地方自治体・国際機関の外郭団体からの委
託事業費が含まれるかどうかということですが、関係省庁に聞いたところ、外郭団体か
らの委託事業費は含まれないということでした。この差し引いて良い委託事業費は、
国・地方自治体・国際機関から「直接」に委託されるものに限られる、ということのよ
うです。

ただ、法令（政令ならびに省令）が出てくるのは３月末だと思われ、法文上での確認は
今はまだできていません。

補助金についても、同様に、国・地方自治体から「直接」に提供されるもののみ分母・
分子から差し引いて良いことになっており、外郭団体を通して提供されたものは、助成
金や一般の寄附金と同じ扱いになります。

シーズ事務局・轟木　洋子

轟木様

　いろいろご確認くださりありがとうございました。外郭団体を含めだすと、どこまでを含めるか
難しくなるからかもしれませんが、外郭団体を経由している委託事業を受けているＮＰＯは結構多いように思うので、何らかの基準を設けて国などからの
委託に準じる扱いが必要ではないかと思います。私どもの団体自体にとっても、これで認定がかなり遠のいた感じです。あきらめませんが。