NPOWEB

いつもお世話になっております大田でございます。

現在ある企業と共催で講演会を開催するつもりで準備をしております。
私どもはまだ設立前の団体なのですが、
今回講師謝金、交通費、滞在費等をまず私どもで立替え、
その後企業から私どもに一括して支払っていただく形式をとるように
企業側と話し合って参りました。
しかし、企業の経理担当者から、
設立前のNPO法人には経費等のお金を支払うことができないと言われました。
もしくは支払う場合寄付金としての支払いになるかもしれないとも言われました。
このような場合、どのように処理をするのが一番よろしいのでしょうか？

ご指導の程よろしくお願いいたします。

大田さん

> 現在ある企業と共催で講演会を開催するつもりで準備をしております。
> 私どもはまだ設立前の団体なのですが、
> 今回講師謝金、交通費、滞在費等をまず私どもで立替え、
> その後企業から私どもに一括して支払っていただく形式をとるように
> 企業側と話し合って参りました。

講師謝金等を全額にせよ一部にせよその企業が負担するのは、共催であれば
当然のこと（共催者の一方が金銭的な負担をしない共催の形態もあります）
ですから、立替は文字通りの立替と解釈していいのではないでしょうか。念
を入れるとすれば領収証など最初からその企業宛に書いてもらうことです。

> しかし、企業の経理担当者から、
> 設立前のNPO法人には経費等のお金を支払うことができないと言われました。

これは解せません。だって共催者が経費を負担するのであれば、たまたまそれ
を立て替えるのが誰だろうと、その企業自身の経費であることは上記の通りで
す。また、その立て替えるのがＮＰＯ法人だろうと任意団体だろうとあるいは
大田さん個人だろうと、その企業の経理処理には何の関係もありません。

> もしくは支払う場合寄付金としての支払いになるかもしれないとも言われました。
> このような場合、どのように処理をするのが一番よろしいのでしょうか？

講演会の趣旨や参加者の範囲等がわからないと確実なことは言えませんが、
寄附金となる可能性はないでしょう。これが大田さんの団体が主催する企画
で企業が単なるスポンサーであれば、寄附金、広告宣伝費、交際費のいずれ
かになります。共催であれば、広告宣伝費か交際費かのどちらかでしょう。
その講演会の内容により判断します。

　　　　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊

赤塚様
　
いつもご指導いただきありがとうございました。
先方の企業ともう一度話し合ってみます。
領収書の宛名等もきちんと処理することも忘れずにいます。