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会費収入について 投稿者:信子 投稿日:2003/02/19(Wed) 17:23:00 No.1868
 信子です。よろしくお願いします。
当社は、NPO法上の本来事業しか行っていないのですが、法人税法上の
収益事業と非収益事業を行っています。具体的には、学童保育所の運営(非収益事業と考えている)
と地域学習会の開催(収益事業と考えている)です。ところで会費収入の中身なのですが、
利用会員の会費収入と正会員の会費収入と賛助会員の会費収入に分かれています。これらすべてが
非収益事業に対応するものと考えてよいのでしょうか?
ご教授よろしくお願いします。
Re: 会費収入について 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2003/02/20(Thu) 08:01:00 No.1869
信子さん

この質問は2064の関連でしょうか。そうであれば、こちらに先にお答えした方が良さそうです。

> 当社は、NPO法上の本来事業しか行っていないのですが、法人税法上の
> 収益事業と非収益事業を行っています。具体的には、学童保育所の運営(非収益事業と考
> えている)と地域学習会の開催(収益事業と考えている)です。

地域学習会は非収益のように思えますが、具体的な内容を教えて下さい。学童保育所は微妙
なところです。私の個人的な見解は非収益事業ですが、税務署によっては収益事業とされて
いるところがあります。上記の判断は税務署に相談された上でのものでしょうか。

> ところで会費収入の中身なのですが、
> 利用会員の会費収入と正会員の会費収入と賛助会員の会費収入に分かれています。これら
> すべてが非収益事業に対応するものと考えてよいのでしょうか?

その事業が収益事業で会費に対価性がある場合には当然収益事業の収入になります。以上を
踏まえて、2064も改めて投稿していただけますか。

            公認会計士・赤塚和俊
Re: 会費収入について 投稿者:信子 投稿日:2003/02/20(Thu) 09:44:00 No.1870
公認会計士・赤塚和俊> 信子さん
公認会計士・赤塚和俊>
公認会計士・赤塚和俊> この質問は2064の関連でしょうか。そうであれば、こちらに先にお答えした方が良さそうです。
公認会計士・赤塚和俊>
公認会計士・赤塚和俊> > 当社は、NPO法上の本来事業しか行っていないのですが、法人税法上の
公認会計士・赤塚和俊> > 収益事業と非収益事業を行っています。具体的には、学童保育所の運営(非収益事業と考
公認会計士・赤塚和俊> > えている)と地域学習会の開催(収益事業と考えている)です。
公認会計士・赤塚和俊>
公認会計士・赤塚和俊> 地域学習会は非収益のように思えますが、具体的な内容を教えて下さい。学童保育所は微妙
公認会計士・赤塚和俊> なところです。私の個人的な見解は非収益事業ですが、税務署によっては収益事業とされて
公認会計士・赤塚和俊> いるところがあります。上記の判断は税務署に相談された上でのものでしょうか。
公認会計士・赤塚和俊>
公認会計士・赤塚和俊> > ところで会費収入の中身なのですが、
公認会計士・赤塚和俊> > 利用会員の会費収入と正会員の会費収入と賛助会員の会費収入に分かれています。これら
公認会計士・赤塚和俊> > すべてが非収益事業に対応するものと考えてよいのでしょうか?
公認会計士・赤塚和俊>

認会計士・赤塚和俊> その事業が収益事業で会費に対価性がある場合には当然収益事業の収入になります。以上を
公認会計士・赤塚和俊> 踏まえて、2064も改めて投稿していただけますか。
公認会計士・赤塚和俊>
公認会計士・赤塚和俊>             公認会計士・赤塚和俊
赤塚様
   
失礼しました。詳しく説明させて頂きます。地域学習会の内容は、料理教室、非暴力ワ-クショップ
暴力について、参加者で意見を述べ合う参加体験型の討論会のようなもの)、研修、視察の受け入れ
(他のNPO関係者の視察研修の受け入れ)、講師派遣(ワ-クレッシュの理事等がワ-クショップに
ついて講演を行う)などです。

学童保育所については、当社の施設で3歳以上小学6年生までの子どもを預っているのですが、
これ以外に市からの委託により市の公民館で乳幼児(主に1才から3才までの乳幼児)を預ることも
しています。税務署に相談しましたが、施設で預るのは、公益法人が行う幼稚園が非収益事業であ
るのと同じと考えられるので、非収益事業になるといわれたのですが、市からの委託で出張して
預るのは、形態が異なり請負業に該当するのではないかといわれています。

また地域学習会については、料理教室は技芸教授に該当し講師派遣や視察、研修の受け入れも
請負業に該当しそうだということで、学童保育所については非収益事業でそれ以外は収益事業
ということで税務署と話が落ち着きました。(市からの委託による乳幼児の保育は会員であるか
どうかは無関係です。市が公民館で主催する講座に親が参加する際子どもがいては参加できない
ので当社にその委託をしているからです)

このような状態で利用会員になれば年会費を頂きます。これを会費収入としています。
そして学童保育所を利用するときは別に利用料を徴収していますが、地域学習会の参加料は
無料か非会員より安くなっています。この場合の会費収入は収益、非収益両方にかかっている
のですが、全部非収益と考えていいのでしょうか?そして学童保育所の利用料は非収益で
地域学習会の参加料は収益と考えているのですがそれでいいのでしょうか?

あと疑問なのは正会員や賛助会員の年会費です。このように収益事業と非収益事業を行って
いるのに全部非収益と考えていいのでしょうかは?
以上よろしくお願いします。
Re: 会費収入について 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2003/02/21(Fri) 06:39:00 No.1871
信子さん

> 地域学習会の内容は、料理教室、非暴力ワ-クショップ暴力について、参加者で意見を
> 述べ合う参加体験型の討論会のようなもの)、研修、視察の受け入れ(他のNPO関係
> 者の視察研修の受け入れ)、講師派遣(ワ-クレッシュの理事等がワ-クショップについて
> 講演を行う)などです。
> 地域学習会については、料理教室は技芸教授に該当し講師派遣や視察、研修の受け入れも
> 請負業に該当しそうだということで、

料理教室についてはその通りです。講師派遣や視察、研修の受け入れについては、これを
収益事業とするのは、請負業を拡大解釈するものだと思います。争う余地はありますが、
ここでは、税務署の解釈を受け入れるという前提で話を先に進めます。

> 学童保育所については、当社の施設で3歳以上小学6年生までの子どもを預っているの
> ですが、これ以外に市からの委託により市の公民館で乳幼児(主に1才から3才までの乳
> 幼児)を預ることもしています。税務署に相談しましたが、施設で預るのは、公益法人
> が行う幼稚園が非収益事業であるのと同じと考えられるので、非収益事業になるといわ
> れたのですが、市からの委託で出張して預るのは、形態が異なり請負業に該当するので
> はないかといわれています。

学童保育に対する判断は妥当でしょう。最近、学童保育に類するものはこれも請負業とし
て課税する税務署も増えている中で、税務署はよい判断をしてくれたと思います。市から
の委託であっても本質的には同じのはずですが、これも、税務署の解釈を受け入れるとい
う前提で話を先に進めます。なお、請負業の例外(実費精算の場合は収益事業に該当しな
い)はあてはまらないのでしょうか。

> このような状態で利用会員になれば年会費を頂きます。これを会費収入としています。
> そして学童保育所を利用するときは別に利用料を徴収していますが、地域学習会の参加
> 料は無料か非会員より安くなっています。この場合の会費収入は収益、非収益両方にか
> かっているのですが、全部非収益と考えていいのでしょうか?そして学童保育所の利用
> 料は非収益で地域学習会の参加料は収益と考えているのですがそれでいいのでしょうか?

学童保育所の利用料はもちろん非収益です。年会費についても非収益と考えて構いません。
収益事業にあたる地域学習会の割引や参加料免除があってもただちに会費が対価性がある
ということにはなりません。地域学習会の参加料は収益事業の収入となります。

> あと疑問なのは正会員や賛助会員の年会費です。このように収益事業と非収益事業を行
> っているのに全部非収益と考えていいのでしょうか?

これは当然、全部非収益です。サービスの対価ではないからです。
あとは共通経費の按分の問題ですが、質問箱の読者の便宜を考えて2064の方へ回答を入れ
ておきます。

         公認会計士・赤塚和俊

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