NPOWEB

有償ボランティアを立ち上げて5年。　順調に活動をしています。
2級ホームヘルパーの講座を企画する上で法人格が必要なので
考えています。　今のままのボランティア組織のままでいるのと、ＮＰＯ組織をとるのと
どんな違いがありますか？
法人格を取る方法も教えてください。

yukoさん、ご投稿ありがとうございます。

ＮＰＯ法人になるメリットについてのご質問ですが、以下に一般的に考えられるメリッ
トとデメリットを下に書きだしてみます。このほかにも、個々の団体でメリット／デメ
リットが違ってくると思いますので、yukoさんもご自身の団体にあてはめてよくご検討
ください。

メリット
・団体が契約の主体となれる
・団体が所有の主体となれる
・個人より信用がつくりやすい
・海外での活動がしやすい
・団体の資産と個人の資産を明確に分けられる
・従業員を雇いやすくなる
・助成金や補助金などを受ける場合にも信用がつくりやすい
・事務所を借りやすい
・情報公開されるので、一般の人のアクセスがしやすくなる
・団体として法的なルールを持って活動できる
・さらに国税庁の認定を受けられれば、税制の支援がある

デメリット
・官公庁への届出や保険などの支払いなどの管理に手間とコストがかかる
・課税対象としてきちんと捕捉される
・法人住民税がかかる
・情報公開などをきちんとしなければならない
・若干だが行政の監督を受ける
・残余財産が戻ってこない
・ルールに則った運営をしなければならない

ＮＰＯ法や、ＮＰＯ法人格の取得については、このシーズのホームページのトップペー
ジから「ＦＡＱ集」に入っていただけると、いくつか参考になるものがありますので、
ご参照ください。また、さらに詳細については、シーズのブックレットシリーズＮＯ．５
「ＮＰＯ法人ハンドブック」が参考になると思います。これについても、トップページ
から「シーズ・ブックレットシリーズ」のコーナーに入ってご覧ください。

シーズ事務局・轟木　洋子