NPOWEB

こんにちは。
任意団体からNPO法人へ移行する際の税務について教えてください。
現在、任意団体で、スタディーツアーを実施しています（企画は団体、主催は旅行代理店です）を実施しています。それで質問なのですが、
①法人格をとって以降は、税金がかかりますか？これは３３業種の内の何にあたりますか？
②任意団体の時期まで遡って課税されることはあるでしょうか？
③ツアーの参加費の一部をツアー参加費、一部を寄付金計上したいのですが、振込先まで分けたほうがいいでしょうか？それとも、按分率を設定しておけば大丈夫でしょうか？
④外貨については、どういう扱いにするといいでしょうか？財産目録にはどのように載せますか？

いろいろとすみませんが、教えていただけますと幸いに存じます。

QEDさん

> 任意団体からNPO法人へ移行する際の税務について教えてください。
> 現在、任意団体で、スタディーツアーを実施しています（企画は団体、
> 主催は旅行代理店です）を実施しています。それで質問なのですが、
> ①法人格をとって以降は、税金がかかりますか？これは３３業種の内の
> 何にあたりますか？

請負業に該当すると思います。従って収益事業として課税されます。

> ②任意団体の時期まで遡って課税されることはあるでしょうか？

その可能性はないとは言えませんが、法人にしたら自動的に任意団体の
時期まで課税されるというものでもありません。

> ③ツアーの参加費の一部をツアー参加費、一部を寄付金計上したいの
> ですが、振込先まで分けたほうがいいでしょうか？それとも、按分率
> を設定しておけば大丈夫でしょうか？

任意ではなく決まった額を負担してもらうのであれば、それは「寄付」
ではありません。事業収入になります。名目をなんとつけようと、振込
口座を変えようと関係ありません。

> ④外貨については、どういう扱いにするといいでしょうか？財産目録
> にはどのように載せますか？

期中の収支であれば取引時のレート、期末の貸借対照表や財産目録であ
れば期末時のレートで円換算するのが一般的だと思います。そのために
収支と貸借対照表の不一致が生ずるのであれば、為替差益や為替差損で
表示します。財産目録には外貨（具体的にドルとかユーロなど）建ての
額と円換算額を併記するのがいいでしょう。貸借対照表では円換算額を
現金預金に含めてしまってかまいません。

　　　　　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊