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食事代の勘定科目について 投稿者:てし 投稿日:2003/08/26(Tue) 11:59:00 No.2608
いつもこの掲示板を参考にさせていただいています。
今回は食事代の勘定科目についての質問です。

当団体はNPO法人で、今月末に初めての決算を迎えます。
当団体の掲げる特定非営利活動でまちづくりイベントやお祭りを行う場合(年に20日程度。委託事業・自主事業の場合有り)、
参加者へ500円程度のお弁当か、イベントでの飲食ブースのお食事券500円程度を配布しています。
配布する対象者はボランティア、謝礼を払っている人、会員、非会員、理事、専従事務員などバラバラです。
大きなイベントになると、300名程度にお弁当を配ることもあります。

この場合、勘定科目は
・福利厚生費
・交際費
・雑給
など、どのようになるのでしょうか?

かかわる立場によって、
ボランティア:交際費、専従事務員:雑給
などのように分けなければならないのでしょうか?
雑給になれば、源泉徴収の対象として計算しなければなりませんか?

また、各自が500円分では足りないと判断し、各自で500円負担して1000円になれば、
500円は福利厚生費になるのでしょうか?
それとも、NPOには福利厚生費というものは存在しないのでしょうか?

もう一つ。ちょっと質問の意図から外れる質問です。
理事等が集まって会費制で食事会(団体の将来について語り合う)をし、
利益が出た場合(数百円~数千円程度)は収益事業になるのでしょうか。

質問がたくさんあってすみません‥。
どなたか教えてください。
よろしくお願いします。
Re: 食事代の勘定科目について 投稿者:TAKA 投稿日:2003/08/26(Tue) 16:32:00 No.2609
TAKAと申します。

経理の専門家ではないので、別のNPO法人としての参考意見程度で聞いていただきたいと
思います。

>当団体の掲げる特定非営利活動でまちづくりイベントやお祭りを行う場合(年に20日程度。委託事業・自主事業の場合有り)、
>参加者へ500円程度のお弁当か、イベントでの飲食ブースのお食事券500円程度を配布しています。
>配布する対象者はボランティア、謝礼を払っている人、会員、非会員、理事、専従事務員などバラバラです。
>大きなイベントになると、300名程度にお弁当を配ることもあります。
>
>この場合、勘定科目は
>・福利厚生費
>・交際費
>・雑給
>など、どのようになるのでしょうか?
>
あくまでも私の所属する団体では…という前提で、「福利厚生費」は有給職員に
対する構成比に限定して処理しています。
このような場合は(委託事業を行ったことはありませんが)イベント収入に対する
イベント開催費用の一つとして処理しています。


>もう一つ。ちょっと質問の意図から外れる質問です。
>理事等が集まって会費制で食事会(団体の将来について語り合う)をし、
>利益が出た場合(数百円~数千円程度)は収益事業になるのでしょうか。

収益事業は「継続して」行う事業ですから、このようなケースは「事業」として
とらえる必要はないと思います。
収支を決算上に残したいのであれば、会費自体を「寄付」として処理し、かかった費用を
「会議費」として落とすか、最終的な残金のみを「寄付」として処理してもかまわないの
ではないでしょうか。

以上、ご参考まで。
Re: 食事代の勘定科目について 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2003/08/27(Wed) 09:56:00 No.2610
てしさん

> 参加者へ500円程度のお弁当か、イベントでの飲食ブースのお食事券500円
> 程度を配布しています。
> 配布する対象者はボランティア、謝礼を払っている人、会員、非会員、理事、
> 専従事務員などバラバラです。
> 大きなイベントになると、300名程度にお弁当を配ることもあります。

基本的にはTAKAさんのおっしゃるようにイベント費用に含めるのがいいと
思います。

> かかわる立場によって、
> ボランティア:交際費、専従事務員:雑給
> などのように分けなければならないのでしょうか?
> 雑給になれば、源泉徴収の対象として計算しなければなりませんか?

イベント費用であれば、わける必要も源泉をする必要もありません。

> また、各自が500円分では足りないと判断し、各自で500円負担して1000円
> になれば、500円は福利厚生費になるのでしょうか?
> それとも、NPOには福利厚生費というものは存在しないのでしょうか?

NPOにも福利厚生費があってかまいません。イベントではなく日常的に昼食
費の負担をするのであれば、福利厚生費です。ただし、半額以上を本人が負担
し、かつ使用者の負担が月額3500円以内という条件があります。この条件に合
わない場合は、使用者の負担する全額が給与として課税されます。

> もう一つ。ちょっと質問の意図から外れる質問です。
> 理事等が集まって会費制で食事会(団体の将来について語り合う)をし、
> 利益が出た場合(数百円~数千円程度)は収益事業になるのでしょうか。

収益事業ではありません。TAKAさんのおっしゃる方法でいいと思います。

              公認会計士・赤塚和俊
Re: 食事代の勘定科目について 投稿者:てし 投稿日:2003/08/27(Wed) 13:31:00 No.2611
皆さんお返事ありがとうございます。
初めての決算で頭がすっかり四角くなってしまいました。
税務署関係のドラマの見過ぎかも‥。

ところで、もう一つ質問です。
ステージ出演者のまとめ担当や装飾担当に対しては外注費として処理したり
会場費を賃借料として計上したりなど、細かく分けて帳簿を作っていました。
「イベント費用として処理」ということは「イベント費用」という科目を作り、
イベントに関係した支出はまとめても良いのでしょうか?

教えてください。よろしくお願いします。
Re: 食事代の勘定科目について 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2003/08/27(Wed) 18:50:00 No.2612
てしさん

> ところで、もう一つ質問です。
> ステージ出演者のまとめ担当や装飾担当に対しては外注費として処理したり
> 会場費を賃借料として計上したりなど、細かく分けて帳簿を作っていました。
> 「イベント費用として処理」ということは「イベント費用」という科目を作り、
> イベントに関係した支出はまとめても良いのでしょうか?

やはり分けた方がいいでしょう。通常、経費は事業費と管理費に分けますが、
複数事業を行っている場合は、事業費をさらに○○事業費、××事業費という
ように分け、その内訳を外注費、賃借料等の科目に分けるのが、もっともわか
りやすいと思います。この場合の弁当代は食料費という科目でどうでしょう。
役所の方はおなじみのはずです。

             公認会計士・赤塚和俊
Re: 食事代の勘定科目について 投稿者:てし 投稿日:2003/08/28(Thu) 16:09:00 No.2613
ありがとうございます。
これですっきりと決算処理が出来ます。

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