NPOWEB

活動の種類をスポーツ振興、まちづくりとして、目的をプロサッカーチームの立ち上げ、運営することとして、ＮＰＯ法人を立ち上げたいと考えています。ＮＰＯ法人がプロチームを運営することはできますか。また、プロ化を目指すにあたって、特定非営利活動事業のメイン事業として、プロサッカー選手と契約し、契約料を支払いたいと考えています。ＮＰＯ法では、営利を目的としない、剰余利益を構成員に配分しないとありますが、このような事業は非営利事業としてみなされるでしょうか。

吉田さん、

まちづくりや、地域のスポーツ振興を目指すＮＰＯ法人が、その事業の一環としてプロ
サッカーチームの運営をすることは可能です。

非営利の法人がプロサッカーチームを持っている例としては、モンテディオ山形があり
ます。ここはＮＰＯ法人ではなく、社団法人ですが、似た例といえます。
ＮＰＯ法人であっても、もちろんプロサッカー選手と契約して契約料を支払うことは可
能です。

非営利とは、書いていらっしゃるように、黒字がでても、それを構成員（理事、ＮＰＯ
法上の社員、会員、職員〔給与は別〕、寄附者など）に配分しないということです。
しかし、プロサッカー選手への契約料は、もともと契約時に定まっているものであり、
利益が出たら支払う、そうでなかったら支払わない、というものではないでしょうから、
利益の配分にはあたらないと考えます。

なお、湘南ベルマーレについては、プロサッカーチームは株式会社が運営しているよう
ですが、もうひとつ、ＮＰＯ法人湘南ベルマーレスポーツクラブという団体もあり、こ
ちらは地域での総合型スポーツクラブを目指しているようです。ホームページもあって、
ＮＰＯ法人を立ちあげた経緯なども詳しく書いてあるようですから、ご覧になると良い
かもしれません。

シーズ事務局・轟木　洋子