NPOWEB

　只今ＮＰＯ法人に向けて定款作成中の滝上申します。
1つ分からないことがあります。
教えて下さい。

現在私ども任意団体「めだかふぁみりぃ」では、
大きな運営として、地域デイケア施設（無認可）と
生活サポート事業を行っています。
それぞれ地域デイケア施設では5人の職員、生活サポート事業では
2人の職員を雇っていますが、生活サポート事業（任意団体）
では保険に加入することができずに、保険上では
「地域デイケア施設」で7人の職員を雇い、
うち2人を「生活サポート事業」へ出向という形をとっています。
その為7人の職員が比較的容易に、デイケア施設と
生活サポート事業とを異動することができました。

　さて、ＮＰＯ法人化にあたり、地域デイケア施設は
ＮＰＯ法人から独立する方向でいます。
（地域デイケア施設は後々社会福祉法人になる予定）
その場合、ＮＰＯ法人で職員の保険を負担することも
可能になるので、生活サポート事業を担当している2人は晴れて
ＮＰＯ法人職員となることができますが、この場合
履歴書的には、地域デイケア施設を退職してＮＰＯ法人
に転職するということになります。
　この点に関して退職せずにすむ方法はありますでしょうか？

　また、地域デイケア施設・ＮＰＯ法人において今後も
職員の異動をしていきたいのですが、地域デイケア施設と
ＮＰＯ法人の間を異動するに関し、そのつど、転職していかなければ
ならないのでしょうか？

　何かよい方法はありますでしょうか？

　複雑な質問ですみませんがよろしくお願い致します。

滝上さま

ご投稿ありがとうございます。

ご質問は、かなり複雑な要素を含んでいますので、もう少しお答えについてはお待ちいただき
たくお願いいたします。

連休明けになると思いますが、調べてからお返事したいと思います。

シーズ事務局・轟木　洋子

滝上さん、

お答えが遅くなり、申し訳ありません。

実際にこのようなケースを経験された団体に伺ってみました。
お尋ねしたのは、社会福祉法人とＮＰＯ法人を運営している方で、やはり法人間の
職員異動があるところです。

その方のところでは、社会保険労務士の方に相談した結果、異動する職員を一旦退
職扱いにして、別の法人で新しく採用する、という形をとっているということです。
結局この扱いが最もシンプルで良いと判断されたということでした。職員にもデメ
リットが少ないということだったようです。

ただ、その団体の方もおっしゃっていたのですが、２つの法人内での雇用の条件や、
職員との契約、職員との合意などによって、ケースバイケースで判断した方が良い
とのことでした。

そのような個別の状況に即して、最適の方法を見つけていくことが必要なようです。

滝上さんの団体の場合は「出向」という形態を取っておられるようですが、その契
約内容によっても、かなり方法が変わってくる可能性がありますから、やはり一番
良いのは、職員の希望も反映させて、社会保険労務士の方にご相談なさることでは
ないかと思っています。

また、ＮＰＯ法関係などでご相談がありましたら、お寄せください。

シーズ事務局・轟木　洋子

　面倒な質問に答えて頂きありがとうございました。
現在設立総会に向けて書類等の準備をしおりまして、
また相談することもあるかもしれませんが、その時は
よろしくお願い致します。