NPOWEB

　はじめまして、よろしくお願いします
　収益事業の収入が全体の90パーセント以上のＮＰＯ法人ですが今回3度目の
　決算申告を迎えます。2002年4月のシーズ学習会ＮＰＯ法人税務セミナー
　へ参加させていただきました際、共通経費の按分方法について収入割合に
　よる方法を適用した場合寄付金については、コストがかかっていないので
　収入に含めず割合を計算する説明でした。過去2回の決算申告の共通経費の
　按分計算については、寄付金、助成金を除外し計算しましたが、こちらのコーナー
　のNO2064，NO2078の説明によりますと寄付金も含めて按分計算を行うべきと
　解釈しましが、どちらの方法を選択すればよいのでしょうか、ご指導ください。

helenさん

> 　収益事業の収入が全体の90パーセント以上のＮＰＯ法人ですが今回3度目の
> 　決算申告を迎えます。2002年4月のシーズ学習会ＮＰＯ法人税務セミナー
> 　へ参加させていただきました際、共通経費の按分方法について収入割合に
> 　よる方法を適用した場合寄付金については、コストがかかっていないので
> 　収入に含めず割合を計算する説明でした。過去2回の決算申告の共通経費の
> 　按分計算については、寄付金、助成金を除外し計算しましたが、こちらのコーナー
> 　のNO2064，NO2078の説明によりますと寄付金も含めて按分計算を行うべきと
> 　解釈しましが、どちらの方法を選択すればよいのでしょうか、ご指導ください。

按分計算にどこまで含めるかという点は、基本的にその法人の判断によります。
セミナーでもご説明したと思いますが、その際に気をつけることは、合理的な説
明がつくこと、毎期継続して同じ方式を採用することです。寄付金を除外する考
え方はあくまで一つの事例としてあげたものです。

そこでNO2064，NO2078の場合ですが、寄付金の額が大きいこともあってどちら
でも合理的な説明はつくと思ったのですが、実はこのケースは総額割合の方が
収益事業割合が高く、つまり納税者有利となり、それは次年度以降もそうなる
可能性が高いと推定されたのです。説明が舌足らずだったことをお詫びします。

　　　　　　　　　　　　　公認会計士・赤塚和俊

ご回答ありがとうございました。