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決算処理について 投稿者:キャビ 投稿日:2004/05/14(Fri) 15:31:00 No.3502
事業年度が6月~5月のNPO法人です。
短期間の収益事業を請け負ってます(昨年も同じ事業を請け負いました)。
期間が5月~10月の半年間で委託料が6月と8月に入る予定です。
5月決算なので、昨年は5月分の給与等を未払金、委託料の
6分の1を未収金で計上しましたが半年間で完了する事業で5月には
経費がほとんどかからず、そのため前期は決算で利益が多く出たため
(本来は委託料の8割を人件費とし収益がでない事業です)法人税等が
たくさんかかってしまいました。
今期に経費が発生しているので理屈上は支払う税金は同じになると考えて
よいのかもしれませんが、年度にまたがる短期事業の会計上の処理はこれでよいので
しょうか? うまく質問できてるか不安ですが、よろしくお願いします。
Re: 決算処理について 投稿者:公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2004/05/14(Fri) 16:56:00 No.3503
キャビさん

> 5月決算なので、昨年は5月分の給与等を未払金、委託料の6分の1を
> 未収金で計上しました

これは5月分の給与等を実際には5月中には払わず、6月以降に支払った
という意味ですよね。

> 今期に経費が発生しているので理屈上は支払う税金は同じになると考え
> てよいのかもしれませんが、年度にまたがる短期事業の会計上の処理
> はこれでよいのでしょうか?

通常、委託事業は完成主義すなわち事業の終了した年度の損益に計上
します。つまり未払金も未収金も計上しなくていいのです。仮に5月中に
経費だけ先行して発生したら、前払金等で繰越し、翌期の経費(原価)に
振替えるわけです。

ただし、施設の管理運営のように時間の経過とともに業務が遂行される
ような委託で、運営費月当たりいくらというような契約の場合は毎月の
損益に計上するべきだろうと思います。

               公認会計士・赤塚和俊
Re: 決算処理について 投稿者:キャビ 投稿日:2004/05/18(Tue) 10:44:00 No.3504
ありがとうございました。
すっきりしました。

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