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NPO設立に関する質問 投稿者:山内庸行 投稿日:2001/05/14(Mon) 11:19:00 No.366
累計17年の海外勤務を含め37年の勤務の後来年会社を定年退職します
現在の居所であります富田林市にて 市民のあり方の追求、開かれた自治や小さな政府の実現に向けて 地元の定年退職者を中心に市民の人々のpowerを NPOを核に結集できればと考えております

下記 教えて下さい

1.定年退職者を中心にかつ 地方自治について考えると言う様な事例は 日本のどこかにないでしょうか
2.同調者を求めたいと思いますが 地元の定年退職者の情報は
どのようにしたら分かるでしょうか
3.他 お気づきの点あれば ぜひご助言お願いします

この欄が 質問用のものではないのなら お許し下さい
そして 質問は どのように送れば良いのか お教え下さい
Re: NPO設立に関する質問 投稿者:小坂 雄二 投稿日:2001/05/25(Fri) 13:12:00 No.367
山内さん、今日は。投稿有り難うございます。

私も、4年前に定年退職した一人として、経験上でわかる範囲をお知らせいたします。

自治体は、さまざまな施策を展開するにあたって、検討委員会や懇談会をつくって、
検討していくというスタイルを取ることが多くなっています。そして、このような委
員は、公募していく傾向が強まっています。

一方、最近では定年退職をした人のうち、かなりの人が、自分の住んでいる自治体の
施策等に関心を持って来ているようです。そして、定年退職者のうち特に男性が、自
治体が市民公募する各委員会や懇談会委員等に応募して、委員としてその能力を発揮
し活躍することが増えています。

特にこのように応募してくる人達は、一般よりも自立度が高い人のように見受けられ
ます。
山内さんもこのような場に応募し、委員会等とは別に皆さんと意見を交換し、交流を
深めるのも一方法ではないかと思います。このような公募は、自治体の広報紙などで
広報されています。

同調者を求めたいとのこと、特に富田林市で定年退職者を中心に、市民PowerをNPOに
結集と言うことですが、これをするには、まずその仲間を探したり、集めることから
始めなくてはいけません。

富田林市では、社会福祉協議会のボランティアセンターがあります。ここでは主に福
祉活動が中心ですが、それ以外にもいろんな団体が登録されていたり、個人が登録し
ていますので、そこに相談して見るのも方法の一つです。

また、地元の自治体が発行している広報紙に山内さんが求められている情報があるか
もしれません。広報紙は、さまざまなグループが仲間を募集するお知らせを載せてい
ます。これに参加して同好の仲間を見つけるのも方法の一つです。これらのグループ
の中には、活動を通じて自治体との関わりを再検討し、自治体とのパートナーシップ
を考えているところもあります。
もし山内さんが、適当なグループや人が見つからなければ、この欄を積極的に利用し
て、同好の有志を募ることをされてみてはどうでしょうか。

ここでアドバイスですが、このような活動を始めるに当たり気をつけることとして、
定年退職者の多くは、従来の自分の生き方、考え方を曲げずに、あたかも前の職場に
おける立場の延長を地域活動の場では、よく全面に出してくる傾向があります。
さらには、地元のことに対して、長年全く無頓着であったのが急に地元のことに口出
しすることで、長くから活動していた人やグループから浮いてしまうこともあります。
これでは、定年退職者の残る約10万時間を自由に使い、地元に根付いた地域活動をし
ようとしてもその仲間に入れることは難しいようです。同好の有志と活動していく場
合には、この点には充分に配慮しておいて下さい。

次に、全国的な情報の入手先として、山内さんが地方自治についてご関心があるよう
ですが、「自治体学会」という組織があります。
URLは http://wwwsoc.nii.ac.jp/jigaku/ ですので一度ご覧下さい。

地域の情報は「スマートバレージャパン」があります。
http://www.snp.ne.jp/ のでご覧下さい。また、気楽なリンク集「エイジレスあい
らんど」http://janca.gr.jp/inpaku/index.html などもありますのでご参考にし
てください。

いずれにしても、山内さんのご要望には的確に応えられていないかもしれませんが、
富田林市の情報だけはご自分で収集してみてはどうでしょうか。

今後の山内さんのご活躍を期待しております。

シーズ事務局・小坂 雄二

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