事業年度をまたぐ会計処理について 投稿者:
kyoko 投稿日:2004/09/27(Mon) 14:59:00
No.3880
現在NPO法人申請を行っている任意団体です。
現在4~5つの助成団体から助成金を頂いてプロジェクトを行っております。
当会の事業年度は1月~12月ですが、助成団体によってプロジェクトが4月~3月、7月~6月までと
期間がことなり、入金も事業年度をまたぎます。入金や支出に関して、申請事業年度に
未収・未払金を計上するべきなのか、次年度の収入と支出にするべきなのか悩んでいます。
継続的に事業をおこなっております。またいくつかのプロジェクトを同時に行っていることと、
現地でのプロジェクトの未払金を計上することが無理な状況にあります。
アドバイスをお願いします。
Re: 事業年度をまたぐ会計処理について 投稿者:
公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2004/09/29(Wed) 12:10:00
No.3881
kyokoさん
> 当会の事業年度は1月~12月ですが、助成団体によってプロジェクトが
> 4月~3月、7月~6月までと期間がことなり、入金も事業年度をまたぎ
> ます。入金や支出に関して、申請事業年度に未収・未払金を計上する
> べきなのか、次年度の収入と支出にするべきなのか悩んでいます。
収入の計上時期はプロジェクトの完了により対価の請求権が確定したと
きとするのが原則です。それ以前に入金したら前受金、入金が遅れたら
未収金として計上します。実現主義といいます。
支出は、通常はそのつど計上(現金主義)でもいいのですが、プロジェク
トが決算期をまたがるときは収入の計上される期に計上するようにします
(収益費用対応の原則)。つまり、収入は翌期という場合の経費は前払金
とし、収入が計上される期に費用に振り替えます。逆に収入は計上されて
いるのに経費の支払が翌期になる場合は未払金を計上します。
公認会計士・赤塚和俊
Re: 事業年度をまたぐ会計処理について 投稿者:
M.K 投稿日:2004/09/29(Wed) 18:38:00
No.3882
ありがとうございます。
すいません、読むとわかるような気がするのですが具体的な会計処理を教えて下さい。
事業年度 1月~12月
プロジェクト期間 7月~6月 助成金総額 100万円
12月末現在 50万円入金、30万円支出
Re: 事業年度をまたぐ会計処理について 投稿者:
公認会計士・赤塚和俊 投稿日:2004/09/30(Thu) 11:19:00
No.3883
M.Kさん
> 読むとわかるような気がするのですが具体的な会計処理を教えて下さい。
> 事業年度 1月~12月
> プロジェクト期間 7月~6月 助成金総額 100万円
> 12月末現在 50万円入金、30万円支出
入金時の仕訳 預金 500,000/前受金 500,000
支出時の仕訳 前払金 300,000/預金 300,000
翌期の仕訳 前受金 500,000/助成金収入 500,000
各支出科目 300,000/前払金 300,000
です。
公認会計士・赤塚和俊