NPO法人をつくる時の社員の数について 投稿者:
あきこ 投稿日:2000/01/28(Fri) 11:01:00
No.39
こんにちは。
ちいさなグループで活動していますが、この度NPO法人格を取ろうか、という話になりました。
現在、いわゆる正会員は12名です。NPO法では、社員が10名以上いないといけないようですし、
理事も3人以上、監事が1名以上必要とのことですね。でも、この正会員のうち、理事3人と
監事1名をのぞくと、8人になってしまいます。
社員10名以上とあるなかに、理事や監事が含まれていて良いのでしょうか?
私たちのグループでは、運営に関する決定を早めるため、また会員を増やさなくても、財政上は
なんとかなりそうなので、今後あまり会員を増やさずにやって行こうと思っているのですが、
そうするとNPO法上、将来何か問題になることはありますか?
Re: NPO法人をつくる時の社員の数について 投稿者:
轟木 洋子 投稿日:2000/01/28(Fri) 18:33:00
No.40
あきこさん、こんにちは。シーズ事務局の轟木です。
お尋ねの件ですが、社員10名のなかに理事や監事が含まれてもかまいません。社員である理事
や監事を含めて10人以上いれば良いということです。
また、NPO法人になった後、正会員(社員)の数について「何人以上いなければいけない」とい
う決まりはありません。特定非営利活動促進法の第31条に「社員の欠乏」があったときには解
散しなければならないことになっていますが、この「社員の欠乏」とは、社員がゼロになった時
ということです。ですから、社員10人以上でNPO法人を立ち上げ、その後社員が理事3人と監
事1人になったとしても存続可能と考えられます。
ただし、特定非営利活動促進法(NPO法)の42条を見ると、次のように書かれています。
「所轄庁は、特定非営利活動法人が第12条第一項第二号、第三号、第四号に規定する要件を欠
くに至ったと認めるとき……(中間省略)…改善のために必要な措置をとすべきことを命ずるこ
とができる」
このなかの第12条第四号とは「当該申請に係る特定非営利活動法人が十人以上の社員を有する
ものであること」というものですので、社員が10人以下になった時には、所轄庁から改善命令
などを受けることがあるかもしれません。
さて、後半のご質問についてですが、会員を増やしたくないということでしたら、積極的に会員
募集をしない、というだけのことです。
ただし、同法第2条には「社員の資格の得喪に関して、不当な条件を付さないこと」となってい
ますので、あきこさんのグループへの入退会への自由は保障しなければなりません。入りたいと
いう方に、不当な条件を付けて拒否することはできませんので、ご注意ください。
Re: NPO法人をつくる時の社員の数について 投稿者:
あきこ 投稿日:2000/02/03(Thu) 17:58:00
No.41
お返事いただき、ありがとうございました。よくわかりました。
また、どうぞよろしくお願いいたします。
あきこ