NPOWEB

こんにちは。いつもお世話になっています。

現在、ＮＰＯ申請書類を担当省庁にチェックしてもらっている段階なのですが、
設立総会議事録について

「『監事の選出については理事に一任する旨、全員一致で可決した』　との記載について
監事は理事を監督するのが仕事であり、理事が監事を任命することはできません」

と指摘されました。なるほどそりゃそうかと思うのですが、では誰が任命するのが
望ましいのでしょう？監事になる候補の人を先に挙げてから、設立総会で
社員総意のもとに議決をとって任命すればよいのでしょうか？

斎藤さん、

こんにちは。いつもご投稿ありがとうございます。

さて、設立総会で「監事の選出については理事に一任」することとなったそうですが、
法人設立前には理事は存在しない訳なので、理事が監事を決めるのは無理があります。
また、「社員総会のもとに議決をとって」と書かれていますが、設立総会の時点では
まだ法人ではないので、社員もいません。

任意の人の集まりである設立総会での、設立時の役員（理事や監事）の選任方法は、
法律では何も定められていません。また、この設立総会での選任方法を、所轄庁に届
ける必要もありません。

シーズの事務局長は「所轄庁のなかには、いろいろと指導したがる人もいるので、余
計なことは書かない方がよい」と言っています。

ただし、所轄庁のご担当者がおっしゃったように、法人設立後における監事の選任に
ついて、もし定款で「監事の選出については理事に一任する」と書かれたならば、監
督される立場の人が監督者を選任することになりますから、不認証になる可能性があ
ります。

それでは、またご質問があればご投稿ください。　　　　　

シーズ事務局・轟木　洋子