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教えてください。 投稿者:佐藤香織 投稿日:2004/11/09(Tue) 20:12:00 No.4090
 はじめまして。現在、大学4年の佐藤香織と申します。
今私は、卒業論文でNPOについて書いています。
その中で疑問に思ったことがあるので、是非教えてください。

 NPO法人になるメリットの中のひとつに、多くの文献で
「法的責任の分離」と、書いてありました。
個人が契約を行っているためにかかる代表者の過大な法的負担とは
例えばどんな例があるのでしょうか?
Re: 教えてください。 投稿者:大田 投稿日:2004/11/09(Tue) 21:18:00 No.4091
卒論、ご苦労さまです。

> 個人が契約を行っているためにかかる代表者の過大な法的負担とは
> 例えばどんな例があるのでしょうか?

「代表者が死んだ場合」が一つの例になるのでは。
Re: 教えてください。 投稿者:シーズ・轟木 洋子 投稿日:2004/11/10(Wed) 18:10:00 No.4092
佐藤香織さん、

「個人が契約を行っているためにかかる代表者の過大な法的負担」についてのお尋
ねですが、これはさまざまなところで生じると思います。

たとえば、事務所を借りる場合にも、法人ではなく個人の契約になります。車両を
所有する場合にもそうです。

他にも、本当は団体で所有した方が良いと思われる土地、建物、著作権、商標権な
ども、法人格がないと法的には個人の所有物にせざるをえません。

こうした所有の場合だけでなく、たとえば団体として融資を受ける場合なども、法
人格がないと個人が融資を受ける形になります。

団体がうまく回っている時にはあまり問題が浮上することはないかもしれませんが、
そうでないと個人に負担がかかったりしますし、所有しているものについては、所
有者となっている個人に悪意があると、団体としての財産が守れないということに
もなりかねません。

大田さんが書いてくださったように、その個人が死亡することで生じる問題もある
でしょう。

法人格は、こういう意味で重要ということです。

シーズ・轟木 洋子

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